森永乳が大幅反発、ヨーグルトやアイスクリーム好調で１７年３月期業績予想を上方修正

　森永乳業<2264.T>が大幅反発。２８日取引終了後、１７年３月期の連結業績予想の修正を発表し、売上高を５９００億円から５９３０億円（前期比１．４％減）へ、営業利益を１６４億円から２０５億円（同４３．２％増）へ、最終利益を８２億円から１２０億円（同１３．５％増）へ上方修正したことが好感されている。ヨーグルトやアイスクリームの販売が好調に推移したほか、原材料コストの低減や高付加価値商品の拡売による収益性の改善が利益を押し上げた。

　同時に、拡大するヨーグルト市場を背景に利根工場（茨城県常総市）に新棟を、神戸工場（神戸市灘区）に製造ラインを増設し、ヨーグルト事業の強化を図ると発表した。これによって、家庭用ヨーグルトの売上高は２０２０年度に７６０億円（２０１５年度比約５０％増）を目標としている。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）