カンロ、今期経常を14％下方修正

　カンロ <2216> [東証２] が12月15日大引け後(17:00)に業績修正を発表。16年12月期の連結経常利益を従来予想の7億円→6億円(前期は2億9900万円)に14.3％下方修正し、増益率が2.3倍→2.0倍に縮小する見通しとなった。ただ、通期の連結最終利益は従来予想の3億4000万円→4億5000万円(前期は8600万円)に32.4％上方修正し、増益率が4.0倍→5.2倍に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結経常利益も従来予想の3億0900万円→2億0900万円(前年同期は4億4100万円)に32.4％減額し、減益率が29.9％減→52.6％減に拡大する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　売上高につきましては、グミ製品群は順調に推移しましたが、飴新製品の売上高減少等から前回公表数値に比べ６億円減少の198億円の見込みとなりました。営業利益は、売上高減少に伴い前回公表数値に比べ１億20百万円減少の５億80百万円、経常利益は、１億円減少の６億円の見込みとなりました。親会社株主に帰属する当期純利益は、平成28年12月15日に別途公表いたしました「特別損失（減損損失）及び繰延税金資産の計上に関するお知らせ」のとおり、従業員向け社宅・寮の売却を決定したことから減損損失２億10百万円を計上、及び繰延税金資産約３億40百万円を計上する見込みであることなどから、１億10百万円増加の４億50百万円の見込みとなりました。※　期末配当につきましては、前回公表のとおり１株当たり６円を予定いたしております。※　上記業績予想数値につきましては、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいて作成しており、実際の業績等は様々な要因により異なる可能性があります。