テラは３日続落、膵臓がんに対する樹状細胞ワクチンの医師主導治験開始も反応限定的

　テラ<2191.T>が３日続落。前週末１２日の取引終了後、子会社テラファーマが契約を締結している和歌山県立医科大学において、膵臓がんに対する樹状細胞ワクチンＴＬＰ０－００１の医師主導治験の第１例目の投与が開始されたと発表したが、市場の反応は限定的のようだ。なお、同社では２０２２年内の薬事承認申請を目指すとしている。

　同時に発表した第１四半期（１～３月）連結決算は、売上高２億８１００万円（前年同期比４８．４％減）、営業損益６４００万円の赤字（前年同期８９００万円の赤字）、最終損益２億２０００万円の赤字（同１億２０００万円の赤字）となった。

　なお、１７年１２月期通期業績予想は、売上高１７億２０００万円（前期比４．５％減）、営業利益１億円（前期６億２１００万円の赤字）、最終損益３億５０００万円（同９億１８００万円の赤字）の従来予想を据え置いている。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）