人材派遣関連株が高い、労働者不足が一段と鮮明に

　パソナグループ<2168.T>、アウトソーシング<2427.T>など人材派遣関連株の一角が買いを集めている。厚生労働省が１１日発表した２月の労働経済動向調査によると、労働者不足ＤＩが正社員で２０１４年１１月を９ポイント上回る３１と比較可能な１９９９年２月以降で過去最高となった。人手不足に対する認識が強まり、人材派遣関連企業のビジネスチャンスが膨らむとの思惑が買いを誘っている。また、政府が早期成立を目指す労働者派遣法改正は派遣期間３年を超える労働者の正社員雇用に派遣会社が責任を持つほか、企業は従来禁止されていた３年を超える派遣契約を結ぶことが可能とするもので、派遣ビジネス市場の底辺を大きく広げることが期待されている。

パソナの株価は９時２６分現在７１２円（△８円）
アウトソシングの株価は９時２６分現在１７６２円（△２４円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）