<動意株・9日>(大引け)=ベクター、RVH、さくら総合リートなど
RVH<6786.T>=後場一段高。前引け後に資本準備金を20億円減少させ繰越利益剰余金の欠損を一掃すると発表しており、これを好材料視した買いが入っている。分配可能額の大幅拡充を図り、今後の株主還元の充実と資本政策の機動性を高めることを目的としているという。また、これに伴い拡充した分配可能額を原資として、自社株買いを実施すると発表しており、これも好感されている。上限を30万株、または3億円としており、取得期間は11月11日から来年11月10日まで。
さくら総合リート投資法人<3473.T>=強調展開。オフィスビル、住宅、商業施設を中心に投資する総合型のリート(不動産投信)で8日に東証に新規上場した。初値は公開価格9万1000円に対して13%安い7万9000円だった。上場2日目となるこの日は下値に値ごろ感からの買いも流入し、一時8万3900円まで上昇し、終値は8万3800円となった。
ジーエヌアイグループ<2160.T>=急動意。同社は遺伝子解析を強みとするバイオベンチャーで中国を研究開発拠点としている。同社は8日、中国国家食品薬品監督総局により特発性肺線維症治療薬として承認された唯一の医薬品である「アイスーリュイ」の結合組織疾患を伴う間質性肺疾患治療薬としての治験について、中国当局から承認許可を取得したことを発表、これを材料視する買いを呼び込んでいる。
DMG森精機<6141.T.>=後場上げ幅を拡大。この日、日本マイクロソフト(東京都港区)と、工作機械を中心とする制御システムのセキュリティーとスマートファクトリーなどの実現に向けて技術協力で連携することで合意したと発表しており、これを好感した買いが入った。
鎌倉新書<6184.T>=急反発。8日取引終了後に発表した17年1月期第2四半期累計(2月~7月)の単体決算は売上高6億4100万円(前年同期比17.3%増)、営業利益1億5900万円(同51.1%増)、純利益9900万円(同61.5%増)と大幅な増収増益だった。特に、主力のWebサービスでは仏壇が前年同期比20%増、葬祭が同48%増、お墓が同21%増と全事業で売り上げは20%を超える伸びとなった。お墓事業は広告の効率化やコミュニケーション強化で成約率が向上したほか、葬祭事業も手数料率の変更により単価が上昇し売り上げが増加した。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)
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