決算マイナス・インパクト銘柄 【東証プライム】引け後 … セブン＆アイ、松屋、ブックオフＧ (10月12日発表分)

―決算で売られた銘柄！ 下落率ランキング―

　企業決算に対する評価は、マーケットでは「株価」として表される。ここでは、決算を受け止めて株価がいかに反応したかを探る。

　以下に挙げたのは、決算発表が「マイナス・インパクト」となった可能性のある東証プライムの銘柄である。株価が決算発表前日の10月11日から12日の決算発表を経て13日大引け現在、水準を切り下げている銘柄を下落率の大きい順にランキングした。

▲No.1　ブックオフＧ <9278>
　24年5月期第1四半期(6-8月)の連結経常利益は前年同期比21.0％減の5.2億円に減り、通期計画の30億円に対する進捗率は17.5％となり、前年同期の21.8％とほぼ同水準だった。

▲No.2　三光合成 <7888>
　24年5月期第1四半期(6-8月)の連結経常利益は前年同期比70.8％減の2.6億円に大きく落ち込み、通期計画の36億円に対する進捗率は7.5％にとどまり、5年平均の14.7％も下回った。

▲No.4　松竹 <9601>
　24年2月期の連結経常利益を従来予想の13.8億円→1.3億円(前期は13.5億円)に90.6％下方修正し、一転して90.4％減益見通しとなった。ただ、通期の連結最終利益は従来予想の10億円→18.7億円(前期は54.8億円)に87.0％上方修正し、減益率が81.8％減→65.9％減に縮小する見通しとなった。

■決算マイナス・インパクト銘柄

コード　銘柄名　　　　市場　　下落率 　発表日　決算期　経常変化率

<9278> ブックオフＧ 　東Ｐ 　 -13.13 　 10/12　　　1Q　　　-20.97
<7888> 三光合成 　　　東Ｐ 　 -11.42 　 10/12　　　1Q　　　-70.76
<9740> ＣＳＰ 　　　　東Ｐ 　 -10.71 　 10/12　　上期　　　　8.00
<9601> 松竹 　　　　　東Ｐ　　 -9.18 　 10/12　　上期　　　-34.96
<4577> ダイト 　　　　東Ｐ　　 -7.34 　 10/12　　　1Q　　　-25.97

<4433> ヒトコムＨＤ 　東Ｐ　　 -6.57 　 10/12　本決算　　　　2.33
<2791> 大黒天 　　　　東Ｐ　　 -6.27 　 10/12　　　1Q　　　309.33
<9216> ビーウィズ 　　東Ｐ　　 -5.92 　 10/12　　　1Q　　　220.30
<3139> ラクトＪ 　　　東Ｐ　　 -5.60 　 10/12　　　3Q　　　-24.44
<3382> セブン＆アイ 　東Ｐ　　 -5.21 　 10/12　　上期　　　　3.23

<2153> Ｅ・ＪＨＤ 　　東Ｐ　　 -5.05 　 10/12　　　1Q　　　　赤拡
<8237> 松屋 　　　　　東Ｐ　　 -4.89 　 10/12　　上期　　　　黒転
<3501> 住江織 　　　　東Ｐ　　 -3.77 　 10/12　　　1Q　　　　黒転
<9381> エーアイテイ 　東Ｐ　　 -3.11 　 10/12　　上期　　　-16.79
<3593> ホギメデ 　　　東Ｐ　　 -2.02 　 10/12　　上期　　　-24.95

<9765> オオバ 　　　　東Ｐ　　 -1.66 　 10/12　　　1Q　　　135.71

※下落率は「決算発表前日の終値を基準とした13日大引け株価の変化率」。下落率、経常変化率は「％」。本決算の経常変化率は今期予想。
「1Q」は第1四半期決算。「上期」は第2四半期累計決算。「3Q」は第3四半期累計決算。

株探ニュース