データリンクスが４連騰、人材派遣事業の一部をリクルートに売却

　データリンクス<2145.T>が４連騰。３日の取引終了後、ＢＰＯサービスにおける人材派遣事業の一部をリクルートホールディングス<6098.T>子会社のリクルートスタッフィングに譲渡することで合意したと発表しており、これを好感した買いが入っている。ＩＴ派遣および受託業務に付帯する派遣を除くすべての人材派遣事業を譲渡するとしており、譲渡価額などは未定という。

　また、同時に発表した第３四半期累計（１５年４～１２月）単独決算が、売上高５８億１９００万円（前年同期比１．５％増）、営業利益２億５５００万円（同２３．４％増）と大幅増益となったこともプラス材料視されているようだ。マイナンバーや電子申告の案件獲得や、Ｗｅｂアプリケーション開発における、電力・保安業務・オムニチャネルの新規受注などが寄与し、システムソリューション事業が好調に推移したことが牽引した。

　なお、１６年３月期通期業績予想は、売上高８０億３００万円（前期比５．１％増）、営業利益３億円（同９．４％増）の従来予想を据え置いているが、上記の事業譲渡に関する業績への影響は精査中としている。

出所：株式経済新聞（株式会社みんかぶ）