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2024/11/19 - ウェルネオS(2117) の関連ニュース。 (1)2025年3月期 中間期決算-概要-財務担当:2025年3月期中間期決算についてご説明します。なお、当社は国際財務報告基準(IFRS)を導入しているため、これからご説明する財務数値については、こちらに沿った表記などを行っています。売上収益は、主力の砂糖事業においてコスト上昇に対する売価への反映を進めたことなどから前期

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ウェルネオシュガー、中間期はSugarセグメントが業績を牽引 F&Wセグメントは拡販、研究開発の推進を継続

投稿:2024/11/19 08:00

(1)2025年3月期 中間期決算-概要-

財務担当:2025年3月期中間期決算についてご説明します。なお、当社は国際財務報告基準(IFRS)を導入しているため、これからご説明する財務数値については、こちらに沿った表記などを行っています。

売上収益は、主力の砂糖事業においてコスト上昇に対する売価への反映を進めたことなどから前期比32億5,600万円増加の482億2,100万円となりました。

営業利益は、砂糖事業において有利な原料調達ができたことやコスト上昇に対する売価への反映により、前期比21億5,000万円増益の48億2,800万円となりました。

税引前中間利益は49億6,700万円、親会社の所有者に帰属する中間利益は34億6,200万円となりました。

(1)2025年3月期 中間期決算-ポイント-

ここからは、各セグメントのポイントと業績要因についてご説明します。当社の事業セグメントは、SugarセグメントとFood & Wellnessセグメントの2つで構成されています。

Sugarセグメントは、主に精製糖事業であり、Food & Wellnessセグメントは、フードサイエンス事業、フィットネス事業、倉庫事業です。フードサイエンス事業には、オリゴ糖などの機能性素材やその他食品の取り扱い、またツキオカフィルム製薬の各種事業が含まれます。フィットネス事業は、日新ウエルネスにおいてフィットネスクラブの運営を行っています。

Sugarセグメントは増収増益、Food & Wellnessセグメントは増収減益の結果となりました。

(1)2025年3月期 中間期決算-業績要因分析(営業利益の増減理由)-

業績要因分析の内容に沿って、各セグメントの状況についてご説明します。スライドは営業利益のグラフで、左から2024年3月期中間期の営業利益、各変動要因、2025年3月期中間期の営業利益となっています。

Sugarセグメントは、主力の砂糖において、インバウンドの増加に伴う業務用製品の販売量増加やコスト上昇に対する実売価格への反映、きび砂糖をはじめとする高付加価値品販売の推進を軸とする商品力・販売力の強化により、24億4,900万円増益となりました。

Food & Wellnessセグメントのうち、フードサイエンス事業は「きびオリゴ」の出荷が好調でありましたが、研究開発費用等の増加により5,900万円減益となりました。

フィットネス事業は、フィットネス会員数は緩やかな回復傾向にありましたが、前年はリース負債再測定益を計上していたことにより1億4,600万円減益となりました。

(1)2025年3月期 中間期決算-キャッシュ・フロー計算書-

当中間期のキャッシュ・フローのポイントです。当中間期の営業活動によるキャッシュ・フローは、39億8,000万円の収入となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは、主に固定資産の取得により、13億円の支出となりました。財務活動によるキャッシュ・フローは、借入金の返済および配当金の支払いなどにより、33億5,700万円の支出となりました。

(1)2025年3月期 中間期決算-財政状態計算書-

当中間期の財政状態の主要なポイントについてご説明します。

流動資産の減少は、現預金が営業活動により増加した一方で、固定資産の取得と配当金の支払により減少したことによるものです。

非流動資産の減少は、有形固定資産が増加したものの、不動産賃料の支払に相当する使用権資産の償却による減少などが影響しています。

流動負債の減少は、主に借入金の減少や法人所得税等の支払によるもので、非流動負債の減少は、主にリース負債の支払によるものです。

資本の増加に影響した主なものは、中間利益、そして配当の支払となります。

(2)2025年3月期 決算見通し-概要-

2025年3月期の決算見通しについてご説明します。当社は、2025年3月期より報告セグメントの変更を行い、従来、砂糖その他食品事業であったものを、製品のグルーピングにより、SugarセグメントとFood & Wellnessセグメントに区分しています。

2025年3月期の事業環境としては、社会・経済活動の正常化、インバウンド需要の増加等による緩やかな景気回復が見込まれます。一方で、不安定な国際情勢や物価上昇による消費購買意欲の低下、エネルギーコストの高止まりや円安の影響が引き続き懸念材料となります。

このような状況のもと、業績予想については売上収益は950億円、営業利益は70億円、税引前利益は71億円、親会社の所有者に帰属する当期利益は50億円といたしました。なお、前期において一過性の受取配当金を計上していた反動で金融収益が減少した結果、税引前利益が5億2,700万円減少しております。

(2)2025年3月期 決算見通し-ポイント-

決算見通しのポイントについてご説明します。Food & Wellnessセグメントでは、フードサイエンス事業において「カップオリゴ」や「きびオリゴ」などのオリゴ糖製品の販売拡大を目指すほか、機能性素材を軸としたさまざまな領域への事業展開の基盤作りも推し進めてまいります。フィットネス事業では、総合型店舗における子ども向けスクール事業の強化などから、早期の業績回復を目指します。

Sugarセグメントにおいては、今後も不透明かつ厳しい市場環境が見込まれますが、採算性を重視した経営に努めてまいります。

中期経営計画 「WELLNEO Vision 2027」 策定

IR担当:「糖のチカラと可能性を切り拓き“Well-being”を実現する」という当社のPurpose(存在意義)を軸に、ウェルネオシュガーグループの将来的なありたい姿を見据え、さらなる企業価値の向上を目指し、2025年3月期から2028年3月期までの4ヵ年を対象期間とする中期経営計画「WELLNEO Vision 2027」がスタートしました。

4つの重点戦略(Food & Wellnessの事業拡大、Sugarの基盤強化、人的資本経営の推進、サステナビリティ経営の推進)により、左表の定量目標の実現を目指していきます。

日新製糖・伊藤忠製糖との完全統合、ならびに第一糖業の吸収合併について

2024年10月1日に、当社を存続会社として、日新製糖株式会社と伊藤忠製糖株式会社を吸収合併するかたちで完全統合しました。さらに、2025年10月1日を目標に、グループ会社の第一糖業株式会社を吸収合併する予定であり、グループ内の経営資源・ノウハウを結集することで、「食」と「健康」を通じた豊かな生活への貢献に向けた経営体制の一層の強化を図っていきます。

「沖縄・奄美のきびオリゴ」 リニューアル新発売・テレビCMを放映開始

2024年10月1日より腸内環境・便通改善に効果のある機能性表示食品「沖縄・奄美のきびオリゴ」をリニューアル新発売し、2024年11月1日よりテレビCMを全国(一部地域除く)で放映開始しました。沖縄・奄美産さとうきびを100パーセント使用しており、さとうきび本来のやさしい風味を残したブラウンタイプで、まろやかな甘みとコクのあるおいしさ、使いやすい液体タイプで、トースト・ヨーグルト・飲み物はもちろん、煮物などのお料理、デザート用のシロップなど毎日の食事にお使いいただけます。

多様な機能性素材の研究開発を推進

この度、当社ネオ機能性素材部5名と山梨大学大学院総合研究部生命環境学域の舟根和美教授は、当社独自の素材であり、オーラルケアができる環状オリゴ糖のサイクロデキストラン(CI)に関する製造方法開発や機能性研究に大きく貢献したことが評価され、令和6年度の日本応用糖質科学会の技術開発賞を受賞しました。

また、当社は藤田医科大学と共同研究を行い、膵がん患者に、腸内の善玉菌を増殖させるオリゴ糖のケストースを12週間投与した結果、腸内細菌叢を改善し、予後に関わる要因に好影響を与えることが示され、本研究成果について現在、特許申請しています。将来的には藤田医科大学が行っている膵がんの最先端治療と、ケストースを用いた食事療法を組み合わせることで、病気の改善と予防につながることが期待されます。

(3)株主還元

最後に、株主還元についてご説明します。当社は連結配当性向(DPR)60パーセント、または親会社所有者帰属持分配当率(DOE)3パーセントのいずれか大きい額の配当を実施することを基本方針としています。

2025年3月期の予想は、その大きいほうの連結配当性向(DPR)60パーセント基準に基づき、1株当たり年間92円の配当を見込んでいます。また、2024年9月30日を基準日とする中間配当金額は、その50パーセントの1株当たり46円に決定しました。

配信元: ログミーファイナンス

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