■HOUSEI <5035> 470円 (+80円、+20.5%) ストップ高
HOUSEI <5035> [東証G]がストップ高。21日取引終了後、AI用高性能サーバーやその周辺機器の輸入販売、保守サービスの提供を行う新たな事業を開始すると発表した。コンピューターハードウェアや周辺機器の販売などを手掛けるシンガポールのKAYTUS SYSTEMSの製品を仕入れて日本で販売するという。これを買い材料視された。
■FフォースG <7068> 532円 (+80円、+17.7%) ストップ高
フィードフォースグループ <7068> [東証G]がストップ高。21日の取引終了後、従来無配としていた25年5月期の配当予想について、中間・期末各5円の年10円とし初配当を実施すると発表し、好感されたようだ。今後は継続的な配当を行うため、中間及び期末配当として株主資本配当率5%以上を目安とすることを基本方針として定めたとした。
■スピー <4499> 4,960円 (+700円、+16.4%) ストップ高
Speee <4499> [東証S]がストップ高。日本経済新聞電子版が21日、「金融庁は暗号資産(仮想通貨)や法定通貨などに価値が連動するステーブルコインの仲介業を新設する検討に入った」と報じた。特定の暗号資産交換業者に所属し監督・指導されることなどを条件に軽めの規制で仲介できるようにするという。これを受け、ステーブルコインの実用化に取り組むスピーに思惑的な買いが向かったようだ。
■セレス <3696> 2,640円 (+311円、+13.4%)
東証プライムの上昇率2位。セレス <3696> [東証P]が続急騰。日本最大のポイントサイト「モッピー」や自社アフィリエイトを運営するほか、暗号資産関連事業も展開するなどネット空間での幅広い業務展開を強みとしている。業容拡大にもなお積極的な姿勢を示しており、22日の前場取引時間中には同社の子会社でオンライン金融サービスを展開するラボルと、BtoB向け決済ソリューションを展開するネットプロテクションズホールディングス <7383> [東証P]とがきょう22日付で業務提携を開始したことを発表した。これに伴うオンライン金融ビジネス分野でのシナジーに期待した買いを呼び込む格好となった。
■西松屋チェ <7545> 2,262円 (+136円、+6.4%)
西松屋チェーン <7545> [東証P]が急反発。21日取引終了後、11月度(10月21日~11月20日)の月次売上高速報を発表しており、既存店売上高は前年同月比0.5%増と小幅ながら2ヵ月ぶりに前年実績を上回ったことが好感されたようだ。気温の低下に伴い、秋物衣料や冬物衣料の売り上げが伸長した。なお、全店売上高は同3.0%増だった。
■千代建 <6366> 342円 (+19円、+5.9%)
千代田化工建設 <6366> [東証S]が続急伸。22日正午、フリーポートLNGプロジェクトの顧客の保険会社群が千代建の海外子会社に対し、LNG施設の火災爆発事故を受けて顧客に支払った保険金の代位求償を求める訴訟を提起していた件に関し、20日付で米テキサス州南部地区連邦破産裁判所より、原告の請求を棄却する判決が出たと発表。これを材料視した買いが入ったようだ。提訴していたのは顧客の保険会社計5社と、計12社の2つのグループで、両グループとも訴額は100万ドル以上と訴状に記載していた。千代建は、請求を全面的に棄却する判決であり、業績に及ぼす影響などは現状、想定していないとしている。そのうえで、原告による控訴など開示すべき事項があれば、速やかに公表するとした。
■UNITED <2497> 814円 (+39円、+5.0%)
UNITED <2497> [東証G]が急伸。企業への投資を行う投資事業とデジタル人材育成事業などを展開するが、業績は足もとで会社側計画を上回る見通しとなった。21日取引終了後、25年3月期業績予想の修正を発表しており、売上高を114億~117億円(レンジ上限で前期比7%減)に、営業利益を27億~30億円(同38%減)に上方修正した。会社側では投資事業において、dely <299A> [東証G]の新規上場に伴い同社が保有するdely株式を売却する予定であることや、教育事業で学習塾事業を展開するベストコの子会社化を目的としてグローバルアシストホールディングス(福島県郡山市)の株式を取得し、子会社化することなどを理由に挙げている。これを好感する形で投資資金を引き寄せている。
■SWCC <5805> 7,780円 (+350円、+4.7%)
SWCC <5805> [東証P]が大幅高。電線大手の一角として、データセンターの設置拡大を背景とした電力インフラ整備の恩恵を受ける銘柄として投資家の注目を集めており、上昇基調を継続している。22日午前には、長期投資で知られる米運用大手のキャピタル・リサーチ・アンド・マネージメントによる株式保有も明らかとなった。関東財務局に提出された大量保有報告書によると、キャピタルと共同保有者によるSWCCの保有割合は5.96%。キャピタルの保有目的は「顧客である日本国外の投資信託のための純投資」で、報告義務発生日は15日となっている。
■レジル <176A> 1,945円 (+87円、+4.7%)
レジル <176A> [東証G]が大幅高で6日続伸。同社は集合住宅へ電力供給や再生可能エネルギーを中心とした電力小売りを展開している。今月14日に発表した7-9月期連結決算は営業利益が14億5100万円と、最高益見通しの通期計画(31億3000万円)に対して約46%の高進捗だった。マンション一括受電サービスや法人向け電力小売りサービスなどが堅調だった。好決算を受けて足もと買いが続いた。
■データセク <3905> 1,031円 (+46円、+4.7%)
データセクション <3905> [東証G]が大幅反発。同社は21日取引終了後、ノートパソコンやクラウド向けサーバーなど電子機器の受託製造サービス(EMS)大手である台湾のウィストロン・コーポレーションと業務提携に向けた協議に入ることで基本合意したと発表。両社の技術、製品、リソース及びネットワークを活用し、今後も需要拡大が見込まれるAIサーバー分野におけるエヌビディア
■ダイダン <1980> 3,670円 (+160円、+4.6%)
ダイダン <1980> [東証P]が大幅反発。22日は寄り後に次第高の展開で大陽線を形成、3645円まで上値を伸ばし今月8日につけた年初来高値3700円奪回を視界に捉えている。電気・通信、空調、水道などの工事を行う総合設備大手で、大型施設向けで実績が高い。空調工事を主力とするが、高単価案件のデータセンター向けの需要を取り込み業績は急拡大途上にある。営業利益は24年3月期の29%増益に続き、25年3月期も前期比61%増の175億円を見込み、31年ぶりに過去最高利益を大幅更新する見通しだ。高成長路線をまい進しているにもかかわらず、依然としてPERは12倍前後と低く、一段の水準訂正を期待した買いが流入した。
■大林組 <1802> 2,120円 (+86.5円、+4.3%)
大林組 <1802> [東証P]が大幅反発。SMBC日興証券が21日付のレポートで同社の投資評価を前回の「2」から「1」に引き上げるとともに、目標株価を前回の2100円から2400円に増額したことが材料視されたようだ。レポートでは、足元の良好な事業環境を踏まえると、ROE10%の目標達成と自己資本の余裕に応じた自己株式取得や特別配当が実施される可能性が高まっていると報告。株主還元の強化は26年3月期からと想定するが、先行きの見通しの明るさが強まれば前倒し実施する可能性もあるとみている。
※22日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
株探ニュース
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