<1976> 明星工業
四季報より 業種:建設業。
【特色】熱絶縁工事に強い建設工事会社。海外LNG出荷基地工事に実績。構造物補強など環境関連も
【上振れ】上期末受注残288億円(前年同期183億円)。完工は建設が改修・メンテ柱に進捗。ボイラーは大型工事が伸びる。資材高こなし営業益増額。為替差益。24年3月期はLNG関連投資の好転寄与。
【待 機】断熱事業では、天然ガス供給不安からLNGプラントと同船舶向け復活の動き。熱絶縁材料の浜松工場では増産体制整備。ボイラーはバイオマス発電向け拡大。
2022年10月31日発表。2023年3月期本決算予想は、前期比で営業利益+4.9%の56.00億円、経常利益+2.8%の58.00億円と4期ぶりの増収・増益の見通し。
コロナ相場の急落で2020年3月13日の602円の底打ちから、自律反発して3月27日に832円まで上昇後、再下落となって4月3日の623円を2番底に上昇トレンド(A)へ移行しました。この中で7月28日に894円の高値をつけ、8月3日に761円まで押し目を入れ、11月5日に887円の戻り高値をつけて下降トレンド(B)へ転換しました。この下降トレンド(B)の中で、2021年2月9日の847円の高値から、6月21日に715円まで下げて、9月14日に805円まで反発したあと大幅下落となり、11月18日の624円で当面の底打ちとなりました。
この11月18日の624円を安値に2022年5月12日の654円、10月13日の677円と下値を切り上げる3点底となり、同時に3点天井と下降トレンド(B)をぬけて上放れし、今年の1月20日に814円の高値をつけています。
<5195> バンドー化学
四季報より 業種:ゴム製品。
【特色】Vベルト国産化先駆。自動車用で高シェア、海外展開注力。OA用精密部品・化成品も展開
【急回復】自動車用ベルトはアジア軸に海外数量増、補修用も海外堅調。産業資材も海外農機用好調。賞与制度変更費消える。後半原材料高で慎重視でも、通期では営業益急回復。為替差益が税前益押し上げ。24年3月期は自動車減産回復で海外一段数量増。
【ロボット】小ピッチの高負荷対応歯付ベルトを拡充、産業用ロボット向け拡販。和歌山工場の太陽光発電設備22年11月増強
2022年11月9日発表。2023年3月期本決算予想は、前期比で営業利益+181.4%の75.00億円、経常利益は現在データなしで増収の見通し。
コロナ相場の急落で2020年3月13日の512円、4月6日の532円と2点底をつけて、6月8日に692円の高値をつけ、ここからの下げで8月29日の559円の安値を下値に、三角保ち合い(A)を形成し、12月9日の576円を安値に上放れとなって、上昇トレンド(B)へ移行しました。この上昇トレンド(B)の中で、2021年9月14日に994円の高値をつけ、短期の下降トレンド(C)を形成しました。この中で2022年3月8日の805円を安値に3月25日に932円まで上昇し、ここからの下げで5月12日に804円まで下げて2点底となって、大幅上昇となり、10月6日に1098円の年初来高値をつけて調整入りとなって1/2押しまで下げています。この水準から下は割安株ですので買いチャンスをなります。
<9412> スカパーJSATホールディングス
四季報より 業種:情報・通信業。
【特色】アジア最大の通信衛星サービスとCSで有料多チャンネル放送『スカパー!』事業の2本柱
【好 転】メディアは有料放送の会員減続く。動画配信関連費用も重い。が、柱の宇宙は航空機向けWi‐Fiが回復。のれんや減価償却の負担減も効き、営業益上向く。24年3月期も航空機向けWi‐Fi堅調。
【防 災】ゼンリン、日本工営と組み斜面や盛り土等の経年変化をモニタリングするサービス開始。番組製作設備を活用し、動画投稿・配信サイト向けの番組製作など受注。
2022年11月2日発表。2023年3月期本決算予想は、前期比で営業利益+11.3%の210.00億円、経常利益+5.9%の215.00億円の増収・増益の見通し。
コロナ相場の急落で2020年3月23日の338円で底打ちとなり、3月27日に401円まで自律反発し、ここから4月2日の358円で2点底をつけて上昇トレンド(A)を形成しました。この中で上値を切り上げる上下動の動きとなり、12月7日の521円、2021年3月19日の519円と2点天井をつけて下落となり、2021年6月30日に405円まで下げ、7月9日の401円を安値のもみあって、2022年4月8日の406円を安値に短期の上昇トレンド(B)へ移行しました。この上昇トレンド(B)の中で8月19日に583円の年初来高値をつけ、大きく下げる調整となって下値確認の動きとなっています。
<5334> 日本特殊陶業
四季報より 業種:ガラス・土石製品。
【特色】自動車用プラグ、排気系センサー世界一。電子部品や医療機器、燃料電池なども。森村グループ
【上振れ】半導体関連は市況減速でも依然活況。自動車生産が徐々に回復し、プラグ、センサー増勢。高付加価値品へのシフトや円安も寄与。原燃料高こなして営業増益幅拡大。大幅増配。24年3月期は半導体なお高水準、自動車向け復調で連続最高純益。
【増 強】根強いプラグ需要増受けて鹿児島工場増強。医療用酸素濃縮装置手がける米子会社通じ、米診断機器メーカー買収。
2022年10月28日発表。2023年3月期本決算予想は、前期比で営業利益+48.6%の1122.00億円、経常利益+44.1%の1205.00億円の増収・減益の見通し。
コロナ相場の急落で2020年3月19日に1249円で底打ちとなって、上昇トレンド(A)を形成しています。この中で2021年2月5日に2154円まで上昇し、ここから5月12日、7月16日、8月20日の1594円と3点底をつけて反発し、2022年2月10日に2246円の高値をつけ、3月9日に1737円まで押し目を入れて、短期の上昇トレンド(B)へ転換しました。この中で9月12日に3015円の年初来高値をつけ、下降トレンド(C)となって今年の1月4日に2395円の安値をつけてもみあい下降トレンド(C)をぬけてきています。
<4996> クミアイ化学工業
四季報より 業種:化学。
【特色】全農系で農薬専業首位級。ドローン散布や生物農薬など事業革新に意欲。化成品の収益強化課題
【好調続く】23年10月期は畑作用除草剤が北・南米中心に需要旺盛。新規水稲用2品貢献で国内の採算改善。タイの塩素化製品も稼働順調。開発費や償却増を値上げで一部吸収。営業益高水準。為替差益見込まず。
【ジェネリック対策】豪州で基幹除草剤アクシーブのジェネリック品登場、原体や混合剤の製造特許で防御。タイのアラミド繊維原料は消防服、タイヤコード用で手応え。
2022年12月14日発表。2023年10月期本決算予想は、前期比で営業利益+14.4%の145.00億円、経常利益-18.1%の193.00億円の増収・減益の見通し。
コロナ相場の急落で2020年3月13日の582円の底打ちからの上昇トレンド(A)の中で、8月14日に1166円の高値をつけ、9月11日に936円まで押し目を入れて反発となり、9月18日の1103円、10月12日の1113円、12月9日の1095円と三尊天井をつくって急落し、2021年2月26日に846円まで下げて、3月22日に1083円までの戻り高値をつけました。ここから5月13日に825円まで下げて、7月9日の805円を2点底にして、9月17日に954円まで上昇して再下落となり、2022年1月19日の759円、3月8日の771円を2点底に、短期の上昇トレンド(C)を形成しました。この中で6月28日に1162円の年初来高値をつけ、下降トレンド(D)へ転換し、落ち着きどころを探しています。
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