また、当年度末までに150万株の自己株式取得、2022年8月15日に150万株の自己株式消却を行うことを発表しており、新中期経営計画における経営目標に基づき積極的な株主還元をおこなっている。
建築設備事業の受注高は前年同期比2.2%増の388.67億円、売上高は同16.7%減の265.16億円、セグメント損失は8.93億円(前年同期は0.23億円の利益)となった。受注高は、前年同期と同水準となったが、前年同期に複数の大型工事の売上があった影響等により減収減益となった。一方で次期繰越高は前年同期比で増加しており、当年度の売上に貢献すると同社はみている。
機械システム事業の受注高は前年同期比21.0%減の24.45億円、売上高は同31.7%減の14.98億円、セグメント損失は2.85億円(前年同期は0.74億円の損失)となった。前期からの繰越工事が減少したこと等により減収となり、セグメント損失は悪化した。
環境システム事業の受注高は前年同期比64.3%減の51.36億円、売上高は同16.9%増の48.15億円、セグメント損失は2.74億円(前年同期は5.27億円の損失)となった。受注高は、主に前年同期に大型の維持管理業務を受託及び廃棄物処理施設を受注したことによる反動等で減少したが、前期からの繰越工事が進捗したこと等により増収となり、セグメント損失は改善した。
不動産事業の受注高は前年同期比3.1%増の6.14億円、売上高は同3.1%増の6.14億円、セグメント利益は同2.9%減の2.45億円となった。テナント賃貸収入が増加し、増収となった。
2023年3月期通期の連結業績予想については、売上高は前期比3.5%増の2,000億円、営業利益は同4.2%増の95億円、経常利益は同1.9%増の100億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同6.3%増の69億円とする期初計画を据え置いている。
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