■明星工 <1976> 721円 (+26円、+3.7%)
明星工業 <1976> が大幅反発。24日の取引終了後、300万株(発行済み株数の5.05%)の自社株を3月31日付で消却すると発表したことが好材料視された。なお、消却後の発行済み株数は5638万6718株となる予定だ。
■ベクター <2656> 317円 (+8円、+2.6%)
ベクター <2656> [JQ]が3日ぶりに反発。前週末25日午前9時ごろ、22年3月期の単独業績予想について、営業損益を2億8400万円の赤字から3億5300万円の赤字(前期7000万円の赤字)へ、最終損益を2億8300万円の赤字から3億5200万円の赤字(同5900万円の赤字)へ下方修正したが、アク抜け感から買われたようだ。役員が退任する際に支給する退職慰労金に関する規程の改訂に伴い、役員退職慰労金の引当金を計上することとなったためとしている。なお、売上高は従来予想の3億6900万円(前期比57.5%減)を据え置いている。
■パンパシHD <7532> 1,936円 (+37円、+2.0%)
パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス <7532> が反発。岩井コスモ証券は24日、同社株の投資判断「A」を継続した。目標株価は2700円(従来3100円)とした。22年6月期上期の連結営業利益は前年同期比11.5%減の436億4400万円で着地した。コロナ禍の影響や8月の天候不順もあり第1四半期(21年7-9月)は苦戦したが、第2四半期(同10~12月)は過去最高利益を達成し、遅れを取り戻すことに成功した。これにより22年6月期通期の予想連結営業利益850億円(前期比4.6%増)の達成が視野に入ったとみている。23年6月期の同利益は940億円への増益を見込んでいる。
■ナレッジS <3999> 791円 (+14円、+1.8%)
ナレッジスイート <3999> [東証M]が反発。前週末25日午前11時ごろに発表した2月度のSaaS主要KPI(重要業績評価指標)で、新規顧客に起因するMRR(月間経常収益)が前年同月比46.6%増となり、1月の同11.8%増から伸び率が拡大したことが好感された。
■神戸物産 <3038> 3,850円 (+65円、+1.7%)
神戸物産 <3038> が4日ぶりに反発。岩井コスモ証券は24日、同社株の投資判断を「B+」から「A」に引き上げた。目標株価は4600円で据え置いた。第1四半期(21年11月~22年1月)の連結業績は営業利益が前年同期比5.9%増の74億4600万円と増益を確保。昨年から進めてきた価格是正が奏功した。原材料高などコスト増の動向には注意が必要だが、新規出店数は多く成長を期待できる状況は変わらない、と指摘。同証券では22年10月期の営業利益は会社計画288億円に対し300億円(前期比9.8%増)と増額修正を予想。23年10月期は340億円を見込んでいる。
■Jフロント <3086> 1,022円 (+14円、+1.4%)
J.フロント リテイリング <3086> が反発。24日の取引終了後、集計中の22年2月期の連結業績について、営業利益が55億円から92億円(前の期242億6500万円の赤字)へ、最終利益が10億円から40億円(同261億9300万円の赤字)へ上振れて着地したようだと発表しており、これが好感された。年明け以降の新型コロナウイルス感染再拡大を受けて百貨店・PARCOの主要店舗所在地でまん延防止等重点措置が実施されたことなどが響き、売上高は3575億円から3310億円(前の期比3.7%増)へ下振れたが、固定資産の売却やディンプルの一部株式譲渡に係る株式譲渡益の増加などでその他の営業収益が上振れたという。
■フェリシモ <3396> 1,309円 (+18円、+1.4%)
フェリシモ <3396> が3日続伸。前週末25日午前11時30分ごろ、集計中の22年2月期連結業績について、売上高が327億9300万円から337億2900万円(前の期比1.4%増)へ、営業利益が6億3100万円から13億1000万円(同12.9%減)へ、純利益が7億7600万円から16億5400万円(同28.7%増)へ上振れて着地したようだと発表しており、これが好材料視された。主力の定期便事業で顧客数の獲得と継続強化に軸足を置いたマーケティング施策を実施したことが奏功して、延べ顧客数が目標通りに推移したことに加えて、顧客の継続化で1人当たりの年間購入回数が増加し、顧客購入単価が計画を上回ったことが要因。また、広告費や設備費、人件費が計画を下回ったとしている。
■MCJ <6670> 964円 (+12円、+1.3%)
MCJ <6670> [東証2]が反発。24日の取引終了後、22年3月期期末一括配当予想の増額を発表しており、これが好感されたようだ。32円(前期31円)とし、従来予想の30円52銭から1円48銭引き上げた。修正の理由について、増配継続の姿勢をより明確にするためとしている。
■日工営 <1954> 2,998円 (+34円、+1.2%)
日本工営 <1954> が反発。前週末25日午前、公共交通機関の電子運賃決済サービスを提供するインドネシアのジャクリンコ社との間で、 MaaS分野での連携に向けた覚書を締結したと発表。ジャクリンコ社はMaaSアプリを通して蓄積された利用者の移動に関するビッグデータを保有しており、日工営はこのデータ解析などに協力する。今後、MaaSプラットフォームを基盤とした新サービスの実現や派生する新たなビジネスの創出につなげていくという。
■KOA <6999> 1,433円 (+14円、+1.0%)
KOA <6999> が3日続伸。24日の取引終了後、長野県上伊那郡に開発生産棟を建設すると発表。研究開発用装置の新規導入や技術者の育成と増員に向けて、新たな研究開発の拠点が必要になっているほか、カーボンニュートラルに向けた世の中の動向から、今後抵抗器の需要拡大が見込まれており、これに対応するという。なお、総投資額は約65億円を予定し、24年3月の工場竣工を目指す。
※25日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
株探ニュース
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