東京株式(前引け)=続落、決定会合の結果待ちで方向感定まらず
きょう前場の東京株式市場は、売り買いが錯綜し方向感に乏しい展開。寄り付きに大きく売りが先行したものの、その直後に下げ幅を急速に縮小してプラス圏に浮上するなど出足から乱高下。日銀の金融政策決定会合を意識して外国為替市場が前場取引開始前から波乱含み、一時1ドル=103円台で推移するなど円高に振れている。相対的に日経平均の動きは落ち着いているともいえるが、前引けにかけては決定会合の結果発表を目前にポジションを軽くする動きが優勢となった。また、個別銘柄物色は、四半期決算発表絡みで人気の明暗を分けるものが目立っている。好決算でも反応薄の銘柄や、減益決算でもアク抜け感から買われるものが散見される状況にある。
個別では、ソフトバンクグループ<9984.T>が上昇、日本電産<6594.T>の上値追いも目立つ。四半期好決算発表が好感されシステナ<2317.T>が急伸、減益決算の日本ガイシ<5333.T>も市場コンセンサスを上回たことで大幅高となった。太平洋工業<7250.T>、フジクラ<5803.T>なども値を飛ばした。野村ホールディングス<8604.T>も高い。半面、トヨタ自動車<7203.T>が軟調、村田製作所<6981.T>も売りに押された。Hamee<3134.T>が急落、日立金属<5486.T>、パナホーム<1924.T>などの下げも目立つ。
出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)
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