「好配当」が24位、インカムゲイン狙いはバリュー株物色の原動力<注目テーマ>
1 半導体
2 グローバルニッチ
3 人工知能
4 生成AI
5 自動車部材・部品
6 2023年のIPO
7 インバウンド
8 地方銀行
9 全固体電池
10 半導体製造装置
みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「好配当」が24位にランクインしている。
7月に入ってから東京株式市場は調整色の強い地合いを強いられていたが、日経平均株価は前日までの5営業日続落で合計1500円以上も水準を切り下げていたことで、目先自律反発狙いの買いを誘導している。ただ、前日の欧米株高に追随してリスクオフの巻き戻しに火がついたものの、上値は重い展開だ。世界的な金融引き締めへの警戒感が依然として根強いなかで、ハイテク系グロース株は今一つ波に乗れていない状況だ。
こうしたなかも、低PBRや配当利回りの高いバリュー株への物色ニーズは健在だ。海運や鉄鋼、銀行株など配当利回りの高い銘柄への個人投資家の物色意欲は、全体相場の地合いに関わらず旺盛といってよい。バリュー株物色の長所は、投資家が中長期保有で配当金を継続的に得ることを目的としたインカムゲイン狙いの買いが可能となることだ。
プライム市場に上場する企業で高配当銘柄を個別に探すと、今12月期の配当利回りが6%を超える銘柄では、以前から積極的な株主還元姿勢で知られるJT<2914.T>のほか、配当性向100%方針の東洋建設<1890.T>や世紀東急工業<1898.T>がある。また、淺沼組<1852.T>や安藤・間<1719.T>など建設セクターは総じて高株主還元銘柄の宝庫となっている。このほか、通信大手のソフトバンク<9434.T>、自動車用伝動ベルトなどを手掛ける三ツ星ベルト<5192.T>なども配当利回りの高さが際立つ。
出所:MINKABU PRESS
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