タマネギ種子の輸出が伸びたほか、飼料作物種子の売り上げ増などが寄与し、連結売上高は７月24日時点の予想を８億円上回る194億円、純利益は同5200万円上回る１億6200万円に修正した。2009年５月期通期については「現在算定中」としている。
　９日付の日本経済新聞朝刊が「純利益は１億1000万円程度と期初予想を確保したようだ」と報じたことを受けて同日は買いを集めた経緯があるが、それを上回る内容となった。newsミミ
カネコ種苗の2008年6―11月期の連結純利益は、前年同期比49％増の1億1000万円程度と期初予想を確保したようだ。主力の種苗事業で東南アジアなど海外向けにタマネギ種子の輸出が好調だった。保有する取引先の株式を中心に有価証券評価損を計上したが、種苗事業の伸びで補ったようだ。
　売上高は190億円弱と、前年同期よりも3％弱増えたもよう。農業用野菜種子のほか、家庭菜園ブームを背景に花き事業で扱う野菜苗が伸びた。農薬の卸売りや農業施設材は横ばいだったようだ。
　営業利益は2億2000万円程度と45％ほどの増加。従来予想は1億8000万円だった。タマネギ種子のほか、国内向けに牧草種子の出荷量が増えるなど、好採算の種苗事業の伸びが寄与した。経常利益は47％増の2億4000万円ほどだったようだ。 NEWSミミ