2日の株式相場見通し=続急落、一気に3万7000円台割れも
2日の東京株式市場はリスク回避ムードが一段と強まるなか、日経平均株価は続急落となりそうだ。1000円を上回る下げで3万7000円台を一気に割り込む可能性がある。前日は欧州株市場で主要国の株価が軒並み安となり、独DAX、仏CAC40はいずれも2%を超える下げとなった。更に米国株市場でも景気敏感株やハイテク株を中心に売りがかさみ、主要株価3指数が揃って下落、ナスダック総合株価指数は2.3%安と大きく売り込まれた。この日発表された7月の米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数が市場コンセンサスを下回り、リセッションに対する警戒感が高まった。また、同日朝方開示された週間の新規失業保険申請件数は事前予想を上回り、昨年8月以来約1年ぶりの高い水準となっている。米長期金利が急低下し約半年ぶりに4%台を下回った。米金利低下を背景に外国為替市場ではドル売り・円買いの動きが進んでいる。これを受けて、きょうの東京市場でも半導体関連をはじめ輸出ハイテク株への売り圧力が強まり、全体指数を押し下げそうだ。円高にリンクさせた先物への売りが下げを増幅させるパターンが予想され、日経平均は早い段階で3万6000円台まで水準を切り下げる場面も想定される。売り一巡後は空売り筋の買い戻しなどで下げ渋る可能性もあるが、日本時間今晩に発表される7月の米雇用統計を前に押し目に積極的に買い向かう動きも限定的となりそうだ。
1日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比494ドル82セント安の4万347ドル97セントと3日ぶり反落。ナスダック総合株価指数は同405.255ポイント安の1万7194.145だった。
日程面では、きょうは7月のマネタリーべース、7月の財政資金対民間収支など。海外では7月の米雇用統計、6月の米製造業受注など。
出所:MINKABU PRESS
1日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比494ドル82セント安の4万347ドル97セントと3日ぶり反落。ナスダック総合株価指数は同405.255ポイント安の1万7194.145だった。
日程面では、きょうは7月のマネタリーべース、7月の財政資金対民間収支など。海外では7月の米雇用統計、6月の米製造業受注など。
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