追加緩和の前に、20日以降の「売り」に注意!

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最新投稿日時:2015/10/16 19:24 - 「追加緩和の前に、20日以降の「売り」に注意!」(小野山功)

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追加緩和の前に、20日以降の「売り」に注意!

著者:小野山功
投稿:2015/10/16 19:24

~ 小野山功が見通す「来週の株価材料」 ~

★【30日にも日銀会合】追加緩和の前に、20日以降の「換金売り」に注意!

日銀による追加緩和への期待感が再び高まっています。10月6日、7日に開催された金融政策決定会合では、金融政策の「現状維持」が賛成多数で決定されましたが、10月30日の会合において、追加緩和に動くのではとの見方が強まっています。

政府は10月14日の月例経済報告で、「一部に弱さもみられる」と1年ぶりに景気見通しを引き下げました。日銀は景気について、「緩やかな回復を続けている」と強気の見方を崩していませんが、基調判断が下方修正される可能性があります。

■市場は追加緩和を先取りの動き

今月2日に発表された9月の米雇用統計で、非農業部門の雇用者数が14.2万人増と事前予想の20.1万人に届かず、米金融当局による利上げは、年明け以降にずれ込むのではとの見方が優勢になっています。

また、欧州でも10月22日に予定されるECB理事会を前に、追加金融緩和の観測が出てきています。

米国の利上げが当面見送りになり、ECB(欧州中央銀行)が量的緩和拡大に動くようであれば、日銀による1年ぶりの追加緩和への期待感が高まるのはむしろ当然の流れといったことろでしょうか。

16日(金)の東京市場では、追加緩和期待から金利敏感株に買いが向かい(8515)アイフル(8572)アコムがそろって年初来高値を更新しました。月末の会合に向けて、週明けも緩和期待への思惑が高まりそうです。

■20日(火)からは「換金売り」に注意

一方、来週19日(月)にゆうちょ銀行・かんぽ生命の売り出し価格が決定し、20日から申し込み期間が始まります。

ゆうちょ銀行・かんぽ生命の株式を購入するために、換金売りが出やすくなる点には注意が必要でしょう。

今週末の日経平均株価は194円(+1.08)高と続伸しましたが、(9432)NTTは8円(0.1%)安の4,293円と冴えない動きでした。

11月4日の郵政3社の上場に向けて、民営化・先発組の(9432)NTT、(2914)JTなど8社のほか、同業の銀行、保険株などは需給が悪化する可能性がありそうです。

小野山 功
小野山功
株式会社SQIジャパン 金融コンサルタント
配信元: 達人の予想

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