雇用状況改善により業績は大幅増
ディップ㈱(2379)
■注目理由
求人情報サイトを運営する企業。アルバイト、派遣、看護師専門転職、転職と、各種人材系のWEBサービスを展開する。
平成28年2月期第1四半期における連結経営成績は、売上高63億円(前年同期比+39.4%)、営業利益18億円(同+101.3%)、経常利益18億円(同+101.3%)、四半期純利益10.2億円(同+114.2%)となった。国内雇用情勢につき平成27年5月の完全失業率は前月同率の3.3%となり、有効求人倍率は1.19倍と前月から0.02ポイント上昇して高水準を維持、賃金も上昇中。このような中で主力事業であるメディア事業やエージェント事業において積極的な広告宣伝投資を実施し、認知度向上およびユーザー拡大に向けた努力を続けてきたこと、300名の新卒社員を受け入れ教育・配置を行うなど営業体制基盤の強化に努めてきたこと等により売上高増となった。広告宣伝投資を積極的に展開したものの売上高が堅調に推移したことで利益面においても大幅増という結果となった。
(出典:平成28年2月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結))
上記決算内容につき、営業利益が前年同期比で倍増、上半期予想が19.1億円から24.2億円に上方修正。修正値に対しても高い進捗率となっておりさらなる上振れ期待が高まる状況のよう。同社は前期も4度の業績上方修正を行っており、1:5の株式分割実施も発表。最低売買単位の低下によって流動性向上なども期待されている。
(出典:2015年7月13日 Kabutanニュース)
業績上方修正を受けて7月13日の株価は前日比10%超上回る13,980円をつけた。26週移動平均線は上昇中であり、強い上場トレンドの中にあると考えられる。今後の、更なる上昇に期待だ。
直近の株価はPER45.15倍、PBR21.60倍、配当利回り0.61%となっている。