業績好調、更なる業績の上振れを期待
2015年3月期通期の業績は、売上高が0.7%減の328億5000万円、営業利益が10.9%増の23億2800万円、経常利益が13.7%増の22億6400万円、当期純利益が24.6%増の12億5500万円と増収増益となりました。一方2016年通期予想は、売上高が8.9%増の357億7000万円、営業利益が1.2%減の23億円、経常利益が0.6%減の22億5000万円、純利益が5.1%増の13億2000万円の見通しです。
情報サービス業界では、既存システムの更新需要に加え、企業経営の変革をもたらす「クラウド」、「モバイル」、「ビッグデータ」など新分野の技術に「セキュリティ」の要素を融合させたサービスが本格化するものと期待されています。
巧妙化するサイバー犯罪に対する技術を持ち、4月には国際刑事警察機構(インターポール)のデジタル犯罪センターに自社開発のサイバー攻撃相関分析エンジン「ラック ファルコン」を提供しています。
また、ネットセキュリティの重要性が高まる中、同社はマイナンバー制度関連銘柄としても注目されています。2017年1月以降国や自治体等の行政間で相互に情報照会が可能になる予定ですが、官公庁向けに高い実績を持つ同社にとっては収益獲得のチャンスと言えます。