<話題の焦点>=長期連続増配予想銘柄、安定成長の魅力にNISAの買い
政府は少額投資非課税制度(NISA)の投資可能枠を2016年に年間100万円から120万円へ拡充する。さらには、子ども版NISAも創設。ただ、引き出しは18歳まで制限されるため、長期投資のスタンスが基本となる。
NISAの個別銘柄の投資対象としては、中長期での安定成長が条件。その一例として「長期連続増配銘柄」がある。背景には、源泉となる安定的な利益成長や、株主還元への積極的な企業姿勢があり、株価上昇も期待できる。
今期で26期連続増配が見込まれるのが花王<4452.T>だ。15年12月期営業利益は1500億円(前期比12.6%増)の見込み。新製品投入で販売数量が増加するほか、石化原料価格の下落による利益率の改善も寄与する。
トランコム<9058.T>の4~12月期連結経常利益は40億3400万円(前年同期比7.8%増)となり、通期計画51億7000万円に対する進捗率は78.0%に達した。 ロジスティクスマネジメント事業では昨年4月に稼働した大型案件が寄与したほか、物流情報サービス事業では専属車両の増加などが奏功した。科研製薬<4521.T>は、昨年9月に13年ぶりの新薬となる爪白癬治療剤クレナフィン(一般名エフィナコナゾール)を発売したが、会社想定を大きく上回る好調推移。サンドラッグ<9989.T>は、訪日外国人客のインバウンド需要拡大で恩恵。日用品のまとめ買いがドラッグストアの収益向上に貢献している。
◆主な長期連続増配予想銘柄
銘柄<コード> 連続年数 予想配当額 配当利回り 株価 PER
花王<4452.T> 26 76 1.41 5396 31.0
小林製薬<4967.T> 16 87 1.02 8540 27.9
リコーリース<8566.T> 15 45 1.32 3410 10.6
トランコム<9058.T> 14 66 1.38 4790 15.5
科研薬<4521.T> 13 54 1.45 3735 28.9
サンドラッグ<9989.T> 13 60 0.99 6040 22.0
※株価は5日終値(単位:年、円、%、倍)
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
NISAの個別銘柄の投資対象としては、中長期での安定成長が条件。その一例として「長期連続増配銘柄」がある。背景には、源泉となる安定的な利益成長や、株主還元への積極的な企業姿勢があり、株価上昇も期待できる。
今期で26期連続増配が見込まれるのが花王<4452.T>だ。15年12月期営業利益は1500億円(前期比12.6%増)の見込み。新製品投入で販売数量が増加するほか、石化原料価格の下落による利益率の改善も寄与する。
トランコム<9058.T>の4~12月期連結経常利益は40億3400万円(前年同期比7.8%増)となり、通期計画51億7000万円に対する進捗率は78.0%に達した。 ロジスティクスマネジメント事業では昨年4月に稼働した大型案件が寄与したほか、物流情報サービス事業では専属車両の増加などが奏功した。科研製薬<4521.T>は、昨年9月に13年ぶりの新薬となる爪白癬治療剤クレナフィン(一般名エフィナコナゾール)を発売したが、会社想定を大きく上回る好調推移。サンドラッグ<9989.T>は、訪日外国人客のインバウンド需要拡大で恩恵。日用品のまとめ買いがドラッグストアの収益向上に貢献している。
◆主な長期連続増配予想銘柄
銘柄<コード> 連続年数 予想配当額 配当利回り 株価 PER
花王<4452.T> 26 76 1.41 5396 31.0
小林製薬<4967.T> 16 87 1.02 8540 27.9
リコーリース<8566.T> 15 45 1.32 3410 10.6
トランコム<9058.T> 14 66 1.38 4790 15.5
科研薬<4521.T> 13 54 1.45 3735 28.9
サンドラッグ<9989.T> 13 60 0.99 6040 22.0
※株価は5日終値(単位:年、円、%、倍)
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