オリンピックが６日続落、第３四半期営業利２ケタ増益も低進捗率を嫌気

　Ｏｌｙｍｐｉｃグループ<8289.T>が６日続落。朝方発表した第３四半期累計（３～１１月）連結決算は、売上高７７２億８５００万円（前年同期比３．０％増）、営業利益２億７２００万円（同１４．０％増）、最終損益１億３８００万円の赤字（前年同期２４００万円の黒字）と営業利益は２ケタ増となったが、１５年２月期通期業績予想の売上高１０５０億円（前期比４．０％増）、営業利益１３億円（同３．５倍）、最終利益６億円（前期２８００万円）に対する進捗率が営業利益で２１％にとどまっており、下振れ懸念から売られているようだ。
　第３四半期累計期間では、専門店の出店を中心とした積極的な店舗展開と地域特性や顧客ニーズに合わせた既存店の改装を実施したほか、価格政策により売り上げ拡大を図ったが、競合店の価格訴求に対抗するための売価政策を継続したことや、原材料の高騰による仕入れ価格の上昇などで粗利益が伸び悩んだ。販促費やその他固定費の削減に取り組み２ケタ営業増益を達成したが、利益水準は伸び悩んだ。

オリンピックの株価は１１時１１分現在８１７円（▼２２円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）