日空ビルは底堅い、増配好感し一段の業績上振れ期待も

　日本空港ビルデング＜9706.T＞は底堅い。５日取引時間中に発表した１５年３月期第２四半期累計（４～９月）の連結決算は、売上高８２３億１４００万円（前年同期比１３．５％増）、経常利益６１億９３００万円（同９０．３％増）と２ケタ超の増収で利益が急増。通期は売上高１６５４億円（前期比１２．４％増）、経常利益９７億円（同６９．５％増）と大幅増益を予想した。
　訪日外国人旅客数の増加と円安を背景に国際線の商品売り上げが拡大、持ち分法適用関連会社の業績の好転も利益を押し上げている。決算発表に先立ち１０月３１日に中間期、通期とも業績を上方修正していたが、中間と期末配当をそれぞれ従来の６円５０銭から９円に引き上げ、年間配当を前期の１３円から１８円に増配することが好感されているうえ、一段の業績上振れも意識されているようだ。

日空ビルの株価は１４時６分現在４５０５円（△５円）

出所：株経通信（株式会社みんかぶ）