ミクシィが連日大賑わい
きのうの株式市場では、全市場ベースでミクシィ<2121>がソフトバンク<9984>を抑えてトップとなったことが市場の話題をさらったが、きょうは益々その傾向が強まった。
全市場ベースでのきょうの売買代金上位の1、2位には、マザーズ市場上場のサイバーダイン<7779>、ミクシィが名を連ねて大商いを集めたのはじめ、5位に日本マイクロニクス<6871>、12位にユーグレナ<2931>、19位に菊池製作所<3444>、23位に日本通信<9424>など、新興市場の人気銘柄が多数ランクインした。中小型株人気が大きく盛り上がりをみせ、個人投資家の買い意欲が旺盛となっている現れといえる。
ただ、市場関係者からは「東証1部の売買代金が盛り上がりに欠けるなか、1部市場から物色の柱となる銘柄が育たないのが現状。業を煮やした個人投資家が、日経225種指数に左右されない新興市場銘柄に集中的に投資し、自助努力で柱に育てたかたちとなっている。これに一部ファンド筋も相乗りして大きく商いが膨らんでいるようだ」との見方が出ていた。