あす(29日)の株式相場見通し
市場関係者からは「日経平均がきょうまで5日続伸といっても、きのうきょうの上昇幅はともに34円と小刻みで、強烈な過熱感というわけではない。また、5日間の上昇過程で新規買いされたボリュームは多くないため、利益確定売りもこの水準では限定的といえそうだ」との見方が出ていた。
28日の東京株式市場は、前日の米国株高などを受けて買いが先行したが、市場エネルギーが乏しいなか上値も重く、日経平均株価は前日比マイナスとなる場面もあったが、終値は同34円高の1万4670円と小幅ながら今年初めての5日続伸となった。
日程面では、TPP交渉で日米が事務レベル協議、4月の商業統計販売速報、4月の乗用車8社の生産・輸出実績、4月の建設機械出荷額に注目。
海外では、米1~3月期のGDP(改定値)、フィリピン1~3月期のGDPが焦点になる。