「アニバーサリー銘柄」に要注目。2020年、東京五輪関連としての見直し余地も?
建材や産業用資材の商社で、太陽光発電事業に早くから参入した「先発組」として知られています。
太陽光はこれまで住宅用が中心でしたが、近年は産業向けに注力しており、太陽光発電施設の着工件数増加で、業績は拡大傾向にあります。
太陽光発電事業の認可を受けていたにもかかわらず、パネルなどの値下がりを待って事業を開始しようと、着工を引き伸ばしている発電事業者が問題になっています。
経済産業省は、12年度に許可した事業者のうち、事業未着工の発電計画の認定を一部取り消すと発表。これまで事業開始を引き延ばしていた事業者が、建設開始に動き出す後押しになりそうです。
また、同社は銀座1丁目にあった旧本社ビル跡地で、現在ホテルの建設を進めています。15年秋の開業を目指しており、20年の東京五輪開催にむけて関連としての見直し余地もあるのではないでしょうか?
1915年に創業した同社は、今年創業100周年を迎えます「100周年記念配当が実施される可能性」も十分ありますので、5月8日の決算発表には注目しておきましょう。
小野山 功