日銀決定会合、FOMCともに無風なのか

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最新投稿日時:2014/04/29 19:03 - 「日銀決定会合、FOMCともに無風なのか」(冨田康夫)

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日銀決定会合、FOMCともに無風なのか

著者:冨田康夫
投稿:2014/04/29 19:03

日銀よりも4月展望リポート

28日の東京株式市場は、前週末25日の米国株安を受けて、主力株中心に幅広く売りが先行した。日経平均株価終値は、前週末比141円安の1万4288円と反落。全般手控えムードが強まるなか、14年3月期決算と15年3月期の業績見通しの発表が佳境を迎えている。

 さて、「昭和の日」の休日を挟んで30日には日銀の金融政策決定会合が開催される。
今回は追加緩和は打ち出されず「現状維持」と予想する市場関係者が多くを占めており、4月の展望リポートに関心が集まっている。一方、現地29~30日に開催されるFOMC(米連邦公開市場委員会)も、既定路線の確認で重要な発表はなさそうだとの見方が多い。FOMCでは、資産購入額をさらに100億ドル縮小し、月額450億ドルにすることが予想され、今のところイエレンFRB(米連邦準備制度理事会)議長の記者会見の予定はないという。 

米国10年債

2月以降、日経平均株価がほぼボックス推移となっている背景には、米長期金利が2.6~2.8%の範囲内で推移し、これに伴って円・ドル相場も往来相場となっていることがある。米長期金利が、こう着状態にあるのは、テーパリング(量的緩和縮小)後の利上げについてFRB内で議論が分かれて、姿勢が揺れ動いていることが背景にある。

 市場関係者からは「FOMCの開催に伴って、米金利の引き上げについてなんらかの示唆があれば、外国為替市場で円安進行の可能性もある。現状、日経平均株価上昇の牽引役として現実的に期待できるのは、米長期金利の上昇と、それに連動する円安ということになる」との見方が出ていた。
冨田康夫
株経ONLINE:編集長
配信元: 達人の予想

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