固定価格買い取り制度から「洋上風力関連銘柄」に注目!
国の長期的なエネルギー政策を示す「エネルギー基本計画」が、自民党政権になって初めて改正されます。原発をめぐって議論が紛糾していますが、もう一つの焦点になるのが、「固定価格買い取り制度」の見直しです。
固定価格買い取り制度は、太陽光や風力など、再生可能エネルギーで発電した電力を電力会社が買い取ることを義務付けた制度で、2012年から開始されました。
ただ、太陽光発電の買い取り価格を 1kWh当たり 42円と高く設定したために、太陽光発電に偏重するという弊害を生んでしまったという指摘もあります。
そこで、太陽光の買い取り価格を2年連続で下げる一方、洋上風力発電に優遇価格を新設して投資を後押しすることが検討されています。
タカキタ(東2・6325)は飼料系の農機が主力ですが、売上の約1割を軸受事業が占めています。軸受は風力発電機向けに生産を行っており、今後は「洋上風力発電」向けの受注が期待できそうです。
また、すでに峠は越えましたが、除雪作業機を手掛けている事から、大雪関連との位置づけも出来るでしょう。
今月中にも発表される固定価格買い取り制度で、洋上風力発電の優遇制度が盛り込まれれば、業績拡大が見込めるものと考えられる事から、十分期待できる銘柄と見ております。
小野山 功