午前:債券サマリー 先物は続落、米債券安を受け売り先行
24日の債券市場で、先物中心限月3月限は続落。前日の米長期債相場が反落(金利は上昇)したことを受け、国内債の先物にも売りが先行した。
米財務省が週内に実施する5年債入札と7年債入札を控えて需給緩和が懸念されるなか、23日に米長期金利が上昇したことが東京市場に影響。25日に予定されている日銀の植田和男総裁の講演に対する警戒感もあり、債券先物は寄り付き直後に142円20銭まで軟化する場面があった。その後は軟調な日経平均株価の動きを手掛かりに下げ渋ったが、この日は流動性供給入札(対象:残存期間15.5年超39年未満)が実施されることなどから戻りは鈍かった。なお、日銀が朝方公表した10月30~31日開催分の金融政策決定会合議事要旨で、1人の委員が「内外における不確実性の高まりを踏まえると、金融政策をより慎重に運営していく必要がある」と指摘したことが分かったが、相場の反応は限定的だった。
午前11時の先物3月限の終値は、前日比7銭安の142円24銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前日に比べて0.010%上昇の1.065%で推移している。
出所:MINKABU PRESS
米財務省が週内に実施する5年債入札と7年債入札を控えて需給緩和が懸念されるなか、23日に米長期金利が上昇したことが東京市場に影響。25日に予定されている日銀の植田和男総裁の講演に対する警戒感もあり、債券先物は寄り付き直後に142円20銭まで軟化する場面があった。その後は軟調な日経平均株価の動きを手掛かりに下げ渋ったが、この日は流動性供給入札(対象:残存期間15.5年超39年未満)が実施されることなどから戻りは鈍かった。なお、日銀が朝方公表した10月30~31日開催分の金融政策決定会合議事要旨で、1人の委員が「内外における不確実性の高まりを踏まえると、金融政策をより慎重に運営していく必要がある」と指摘したことが分かったが、相場の反応は限定的だった。
午前11時の先物3月限の終値は、前日比7銭安の142円24銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前日に比べて0.010%上昇の1.065%で推移している。
出所:MINKABU PRESS
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