通期業績上方修正候補銘柄に期待感
14年3月期第1四半期(4~6月)の決算発表時点で、1ドル=100円を超えるような円安・ドル高局面があったことから、期初の想定為替想定を円安方向に修正した企業が相次いだ。しかし、そのなかで期初の1ドル=90円を変更せず保守的な姿勢を堅持した企業も存在する。その根底には、通期業績が好調に推移するという自信が読み取れる。下期以降も現状のような円・ドル相場の水準で推移すれば、為替差益による上乗せ分だけでも大幅な利益上方修正につながる可能性が濃厚だ。1ドル=90円想定の銘柄にはマツダ<7261>、ワコム<6727>、アマダ<6113>、オムロン<6645>、オリンパス<7733>、カシオ計算機<6952>などがある。