3つの重要なテクニカル指標に注目!
【注目ポイント】「1.38150カナダドル」で下値サポートされるか否か
【シナリオ①】同レートでの下値サポートなら、「1.39860カナダドル」付近までの上昇も
【シナリオ②】同レート割れなら、「1.36500カナダドル」付近までの下落を想定すべき
【当面の“主戦場”(コアレンジ)】「1.36500~1.39860カナダドル」
【注目材料】カナダ3月雇用統計、米国3月CPI(消費者物価指数)
先月31日に直近高値となる「1.39624カナダドル」を付けた後、「上値抑制」→「下押し」の動きとなっている米ドル/カナダドル(USD/CAD、以下ドルカナダ)。足もとでは、3つのテクニカル指標が集中するポイントでの推移となっています。(詳細は後述)
上図の各メルクマールをそれぞれ見ていくと、1) 21日MA(移動平均線)が右肩上がりであること、2) 遅行スパンがローソク足の上方で推移していること、3) ローソク足が青色雲(=サポート帯、先行スパン)の上辺付近で推移していること、4) パラボリック・SAR(ストップ・アンド・リバース)がローソク足の上方で点灯していること、そして5) DMI(方向性指数)で+DI>-DIとなり、ADX横ばいでの推移になっている(上図赤色点線丸印)ことから、現在のドルカナダ・日足チャートは「上昇トレンド一服」→「下値固め模索」の時間帯/局面を示すチャート形状と判断します。
その他では、BB(ボリンジャーバンド)・±2σラインが収縮する“スクイーズ”になっていることを合わせると、足もとのドルカナダは相場の力を溜め込みつつ、方向感を模索する時間帯/局面と言えそうです。
喫緊の注目ポイントは・・・約1カ月間における市場参加者の平均コストを示す21日MAならびに200日MA、そして青色雲の上辺である先行1スパンの3つのテクニカル指標をメドとする「1.38150カナダドル」(上図黄色矢印および黒色線)で下値サポートされるか否か。
筆者が想定する今後のシナリオは以下の通りです。(シナリオ①、②)
[シナリオ①]
この先、「1.38150カナダドル」で下値サポートされた場合は、「下値固め完了」→「反発/上昇フロー」となりそうです。当該ケースでは、「遅行スパンの上放れ」や「SARの買いサインへの転換」、また「+DI>-DIの乖離拡大」なども伴いながら、BB・+2σラインをメドとする「1.39860カナダドル」(上図Ⓐ赤色線)付近までの上昇となりそうです。
[シナリオ②]
一方で、「1.38150カナダドル」を終値ベースで割り込んだ場合は、「重要な基準線割れ」→「下押し」となる可能性も。当該ケースでは、「遅行スパンの“逆転”」や「(青色雲の下辺である)先行2スパン(≒1.37200カナダドル)割れ」、また「+DI>-DIの乖離縮小ないしは収斂」なども伴いながら、BB・-2σラインをメドとする「1.36500カナダドル」(上図Ⓑ水色線)付近までの下落を想定すべきでしょう。ただし、現状では青色雲が厚い形状(=下値しっかり)のため、下値余地は限定的となりそうです。
上記シナリオ①および②を概括すると、現下のドルカナダは下値固めを模索する相場付きとなる中、当面※は「1.36500~1.39860カナダドル」を“主戦場”(コアレンジ)とする動きになりそうです。 (※ここでの「当面」は、1~2週間のスパンを想定しています。)
足もとでは、日本時間本日午後9時30分に公表されるカナダの3月雇用統計とともに、同じ時間に公表される米国の3月CPI(消費者物価指数)の結果がドルカナダの相場動意となりそうです。合わせて、週末(11日)に行われるイスラマバードでの米国-イラン和平協議の進展も合わせた、中東情勢の動向が引き続きドルカナダの相場動意となり得るため、要注目でしょう。
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