ドル円、買戻しの流れ継続 衆院選後の円安期待は行き過ぎとの指摘も=NY為替概況
ドル円、買戻しの流れ継続 衆院選後の円安期待は行き過ぎとの指摘も=NY為替概況
きょうのNY為替市場、ドル円は買戻しの流れが続いていた。東京時間に一旦21日線が控える156円台半ばまで値を落としたものの、その水準はサポートされ、157円台に戻す展開。日曜日の衆院選を受けて、積極財政を標榜する高市首相の政権基盤が確立し、為替市場は円安で反応するとの見方に備えていたようだ。
ただ、一部からは円安期待は行き過ぎとの指摘も出ている。「日本の名目GDPは約4%で推移しており、先行指標も明るい成長見通しを示している。一方、10年物の日本国債の利回りは2.2%近辺」と指摘。「成長が借り入れコストを十分に上回っているため、日本は基礎的財政収支が赤字でも、債務比率を上昇軌道に乗せることなく状態を維持できる」という。
オプション市場では短期的な円の変動に備えて、1週間物のボラティリティが上昇。日曜日の衆院選に加え、来週は米インフレ指標や雇用統計が予定されており、今後数週間の円相場を占う上で重要なイベントと見られている。半面、市場はドル円が158-159円を超えた水準での介入リスクも意識しており、急速な円高に備えた動きも出ている。
ユーロドルは1.18ドル台を回復。本日の21日線が1.1770ドル付近に来ているが、その水準でサポートされており、上向きの流れはかろうじて温存はしている。一方、ユーロ円は21日線の上を回復し、上昇トレンドを継続。185円台後半まで上昇した。
ラガルドECB総裁が前日の理事会後の会見で、ユーロ高を理由に利下げを行う可能性を否定する姿勢を示したことでユーロは上昇しているとの見方がアナリストから出ている。総裁は「ユーロは夏以降レンジ内で推移しており、昨年以降のユーロ高の影響はすでにECBの見通しに織り込まれている」と述べていた。
同アナリストはまた、「資産市場の安定や米国の短期金利の低下がユーロの支援材料になっている。欧州の投資家がドル建て資産のエクスポージャーを減らせば、ユーロは一段と上昇する可能性がある」とも付け加えた。
ポンドドルは買い戻しが優勢となり、1.36ドル台を回復。ポンド円も214円手前まで上昇した。21日線でサポートされており、しっかりと上昇トレンドを維持している。
前日は英中銀金融政策委員会(MPC)を受けて追加利下げ観測が高まったこともあり、ポンドは主要通貨に対して全面安となっていた。
本日は買戻しが入っている格好だが、ポンドは最近の下げ幅を拡大する可能性があるとの指摘も出ている。スターマー首相の指導力への挑戦に関する懸念が背景。スターマー首相は、エプスタイン氏との関係を維持していたと告げられていたにもかかわらず、マンデルソン氏を駐米英国大使に任命したことで反発に直面している。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
きょうのNY為替市場、ドル円は買戻しの流れが続いていた。東京時間に一旦21日線が控える156円台半ばまで値を落としたものの、その水準はサポートされ、157円台に戻す展開。日曜日の衆院選を受けて、積極財政を標榜する高市首相の政権基盤が確立し、為替市場は円安で反応するとの見方に備えていたようだ。
ただ、一部からは円安期待は行き過ぎとの指摘も出ている。「日本の名目GDPは約4%で推移しており、先行指標も明るい成長見通しを示している。一方、10年物の日本国債の利回りは2.2%近辺」と指摘。「成長が借り入れコストを十分に上回っているため、日本は基礎的財政収支が赤字でも、債務比率を上昇軌道に乗せることなく状態を維持できる」という。
オプション市場では短期的な円の変動に備えて、1週間物のボラティリティが上昇。日曜日の衆院選に加え、来週は米インフレ指標や雇用統計が予定されており、今後数週間の円相場を占う上で重要なイベントと見られている。半面、市場はドル円が158-159円を超えた水準での介入リスクも意識しており、急速な円高に備えた動きも出ている。
ユーロドルは1.18ドル台を回復。本日の21日線が1.1770ドル付近に来ているが、その水準でサポートされており、上向きの流れはかろうじて温存はしている。一方、ユーロ円は21日線の上を回復し、上昇トレンドを継続。185円台後半まで上昇した。
ラガルドECB総裁が前日の理事会後の会見で、ユーロ高を理由に利下げを行う可能性を否定する姿勢を示したことでユーロは上昇しているとの見方がアナリストから出ている。総裁は「ユーロは夏以降レンジ内で推移しており、昨年以降のユーロ高の影響はすでにECBの見通しに織り込まれている」と述べていた。
同アナリストはまた、「資産市場の安定や米国の短期金利の低下がユーロの支援材料になっている。欧州の投資家がドル建て資産のエクスポージャーを減らせば、ユーロは一段と上昇する可能性がある」とも付け加えた。
ポンドドルは買い戻しが優勢となり、1.36ドル台を回復。ポンド円も214円手前まで上昇した。21日線でサポートされており、しっかりと上昇トレンドを維持している。
前日は英中銀金融政策委員会(MPC)を受けて追加利下げ観測が高まったこともあり、ポンドは主要通貨に対して全面安となっていた。
本日は買戻しが入っている格好だが、ポンドは最近の下げ幅を拡大する可能性があるとの指摘も出ている。スターマー首相の指導力への挑戦に関する懸念が背景。スターマー首相は、エプスタイン氏との関係を維持していたと告げられていたにもかかわらず、マンデルソン氏を駐米英国大使に任命したことで反発に直面している。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。
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02/05 15:30
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