ドル円、一時155円台後半 ISM指数が拡大領域回復 米雇用統計の公表延期=NY為替概況
ドル円、一時155円台後半 ISM指数が拡大領域回復 米雇用統計の公表延期=NY為替概況
きょうのNY為替市場、ドル円は一時155円台後半まで買い戻された。1月23日以降の急落の半分を戻す動き。ドルに買い戻しが強まり、ドル円をサポート。この日発表の1月のISM製造業景気指数が52.6と予想を大きく上回り、50を超える拡大領域を回復した。22年8月以来の高水準で、拡大領域の回復は昨年2月以来。これを受けて為替市場はドル高が加速した。
米国からの資金逃避の動きも観測される中、ドルは売りが強まっていたが、その動きも一服している模様。エコノミストからは、「ドル安に対する賭けは行き過ぎているかもしれない」との指摘も出ている。「ドルに対する弱気姿勢を過度にしないことが重要だと、我々はかねて主張してきた。ウォーシュ元FRB理事が次期FRB議長に指名されると伝わり、FRBの独立性への懸念が和らいだ」とも述べている。
力強い成長と目標を上回るインフレにより、今年のFRBの利下げは1回のみと予想しているという。対照的に、英中銀とECBの金利が市場が現在織り込んでいるよりも低くなる可能性に言及。「金利差はドルに有利な方向に戻るはずだ」という。
なお、米労働統計局(BLS)は、連邦政府の一部閉鎖の影響で、金曜日に予定していた1月の米雇用統計の公表を延期すると発表。明日火曜日の12月の雇用動態調査(JOLTS)も延期する。
ユーロドルは1.17ドル台に続落。それでもまだ21日線の上で推移しており、1月中旬からの急速な上昇の調整の範囲ではある。本日の21日線は1.17ドル台半ばに来ている。一方、ユーロ円はドル円の買い戻しとユーロドルの戻り売りに挟まれ、183円台で振幅。
今週はECB理事会が開催されるが、ECBは利下げサイクルは終了しており、今回は据え置きが確実視されている。そのような中、地政学リスクが主要議題になるとの見方がエコノミストから出ている。「先行きの経済見通しを巡る不確実性は依然として高く、グリーンランドを巡る危機はひとまず沈静化したように見えるものの、緊張が再燃する可能性についてECBは楽観していない」と述べている。
また「ユーロの急速な上昇も、こうした不確実性の表れで、ユーロ高は経済のファンダメンタルズを反映したものではなく、米政治に対する不信感の高まりを示している」という。ただ、ECBはユーロ高に対する一定の違和感を示唆する可能性はあるものの、具体的な措置を打ち出すことまではないだろうとも付け加えた。
ポンドドルは一時1.36ドル台前半まで下落。フィボナッチ38.2%戻しの水準が1.3650ドル付近に来ており、その水準に到達。ブレイクすれば50%戻しの1.3590ドルまでの到達の可能性は高まる。一方、ポンド円は212.60円付近に上昇する展開。
今週は英中銀が金融政策委員会(MPC)を開催するが、市場では据え置きが確実視されている。ただ、3月のMPCで追加利下げの可能性はあるとアナリストは指摘している。
英インフレが3.0%を上回っているため今回は据え置きが濃厚だが、委員の投票は7対2で、かなり余裕のあるものになると予想しているという。同アナリストは、3月利下げの可能性は市場が織り込んでいるよりも高いと見ているようだ。なお、短期金融市場では3月利下げの確率を25%程度しか織り込んでいない。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
きょうのNY為替市場、ドル円は一時155円台後半まで買い戻された。1月23日以降の急落の半分を戻す動き。ドルに買い戻しが強まり、ドル円をサポート。この日発表の1月のISM製造業景気指数が52.6と予想を大きく上回り、50を超える拡大領域を回復した。22年8月以来の高水準で、拡大領域の回復は昨年2月以来。これを受けて為替市場はドル高が加速した。
米国からの資金逃避の動きも観測される中、ドルは売りが強まっていたが、その動きも一服している模様。エコノミストからは、「ドル安に対する賭けは行き過ぎているかもしれない」との指摘も出ている。「ドルに対する弱気姿勢を過度にしないことが重要だと、我々はかねて主張してきた。ウォーシュ元FRB理事が次期FRB議長に指名されると伝わり、FRBの独立性への懸念が和らいだ」とも述べている。
力強い成長と目標を上回るインフレにより、今年のFRBの利下げは1回のみと予想しているという。対照的に、英中銀とECBの金利が市場が現在織り込んでいるよりも低くなる可能性に言及。「金利差はドルに有利な方向に戻るはずだ」という。
なお、米労働統計局(BLS)は、連邦政府の一部閉鎖の影響で、金曜日に予定していた1月の米雇用統計の公表を延期すると発表。明日火曜日の12月の雇用動態調査(JOLTS)も延期する。
ユーロドルは1.17ドル台に続落。それでもまだ21日線の上で推移しており、1月中旬からの急速な上昇の調整の範囲ではある。本日の21日線は1.17ドル台半ばに来ている。一方、ユーロ円はドル円の買い戻しとユーロドルの戻り売りに挟まれ、183円台で振幅。
今週はECB理事会が開催されるが、ECBは利下げサイクルは終了しており、今回は据え置きが確実視されている。そのような中、地政学リスクが主要議題になるとの見方がエコノミストから出ている。「先行きの経済見通しを巡る不確実性は依然として高く、グリーンランドを巡る危機はひとまず沈静化したように見えるものの、緊張が再燃する可能性についてECBは楽観していない」と述べている。
また「ユーロの急速な上昇も、こうした不確実性の表れで、ユーロ高は経済のファンダメンタルズを反映したものではなく、米政治に対する不信感の高まりを示している」という。ただ、ECBはユーロ高に対する一定の違和感を示唆する可能性はあるものの、具体的な措置を打ち出すことまではないだろうとも付け加えた。
ポンドドルは一時1.36ドル台前半まで下落。フィボナッチ38.2%戻しの水準が1.3650ドル付近に来ており、その水準に到達。ブレイクすれば50%戻しの1.3590ドルまでの到達の可能性は高まる。一方、ポンド円は212.60円付近に上昇する展開。
今週は英中銀が金融政策委員会(MPC)を開催するが、市場では据え置きが確実視されている。ただ、3月のMPCで追加利下げの可能性はあるとアナリストは指摘している。
英インフレが3.0%を上回っているため今回は据え置きが濃厚だが、委員の投票は7対2で、かなり余裕のあるものになると予想しているという。同アナリストは、3月利下げの可能性は市場が織り込んでいるよりも高いと見ているようだ。なお、短期金融市場では3月利下げの確率を25%程度しか織り込んでいない。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。
最新人気記事
新着ニュース
新着ニュース一覧-
今日 08:46
-
今日 08:46
-
今日 08:46
注目!みんかぶ企業分析
みんかぶおすすめ
\ 投資・お金について学ぶ入門サイト /