アイカ工 Research Memo(3):化成品と建装建材の2本柱。建装建材が営業利益の約7割を占める(2)

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最新投稿日時:2026/01/13 08:33 - 「アイカ工 Research Memo(3):化成品と建装建材の2本柱。建装建材が営業利益の約7割を占める(2)」(フィスコ)

アイカ工 Research Memo(3):化成品と建装建材の2本柱。建装建材が営業利益の約7割を占める(2)

配信元:フィスコ
投稿:2026/01/13 08:33
*08:33JST アイカ工 Research Memo(3):化成品と建装建材の2本柱。建装建材が営業利益の約7割を占める(2) ■アイカ工業<4206>の事業概要

3. 建装建材セグメント
(1) 国内
メラミン化粧板が代表的な製品であり、国内シェア1位となっている。同セグメントでは、化粧板や住器建材などの製造販売を行っている。1960年に日本で初めてメラミン化粧板を発売して以降、化成品セグメントで培った化学技術を生かし、機能性・意匠性で差別化を図った製品展開により、国内シェア首位を維持している。壁面用のメラミン不燃化粧板「セラール」も代表的な製品であり、1990年代後半に住宅キッチンパネル用途で販売を拡大した。近年の注力分野は、住器建材における造作風洗面化粧台「スマートサニタリー」が該当する。「スマートサニタリー」は、オーダーメイド(造作)のような見た目と機能性、手頃な価格帯でSNSなどでも人気が拡大している洗面台である。洗面ボウルやカウンター、収納棚などのデザインやサイズを自由に組み合わせられる点が特徴となっている。

足元の業況を見ると、国内の建装建材事業は高付加価値商品へのシフトと市場変化への適応によって順調に右肩上がりの成長を遂げている。なかでも、「スマートサニタリー」は独自の意匠性と優れた施工性で高評価を得ており、収益をけん引するヒット商品となっている。このような高付加価値路線への転換と新商品投入により、建装建材国内は同社の収益獲得をけん引する稼ぎ頭となっている。

同事業の強みとしては、化成品セグメントの接着剤や技術・製造シナジーの活用に加えて、国内シェアトップ企業としての豊富な知見、実績、多様な商品ラインアップが挙げられる。メラミン化粧板などで培ったノウハウを活用し、需要動向に応じて、新商品を柔軟に開発・投入している。

具体的には、家具・什器用のメラミン化粧板技術を応用し、壁面用メラミン不燃化粧板「セラール」を開発している。また、「セラールONタイル工法」をはじめ工期短縮・省施工の工法・商品開発にも注力している。新築着工件数が弱含むなか、リフォーム需要の拡大という市場の変化を捉え、市場ニーズに即した商品開発を行っていると言えよう。

(2) 海外
2025年3月期の建装建材セグメントの海外売上高の割合は18.1%とまだ発展の途上にあるが、今後の成長が期待される領域である。主要な事業地域は、中国、インド、タイ、インドネシア、ベトナム、シンガポール、台湾、マレーシアなどであり、化成品セグメント同様に広域に事業を展開している。

アジア市場自体が未成熟であり、数十年前の日本に似ていると表現されることもあるが、経済発展に伴い高意匠化・高品質化は徐々に進展している。そのなかで、日本のメラミン不燃化粧板「セラール」・加工品などの技術を展開して加速度的に事業拡大を進めるべく、積極的な投資を行い、生産拠点を最適な形に整備し、効率的な商品生産・供給を企図している。

海外市場での強みについては、「ジャパンテクノロジー」としてのブランド力と技術力に対する高い評価が挙げられる。アジアの建材市場は未だ群雄割拠の状態ではあるが、付加価値の高い商品を投入し、市場の成熟に合わせて、シェア拡大を図る方針である。足元では、域内でのブランド構築、認知、浸透を図る段階であるが、将来的には、国内市場と同程度の利益率水準を目指すとしている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 三浦 健太郎)

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配信元: フィスコ

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