*11:34JST 矢作建 Research Memo(4):大型工事が進捗し総資産が増加するも、自己資本比率は47.2%と高水準を維持
■矢作建設工業<1870>の業績動向
4. 財務状況と経営指標
2026年3月期中間期末の総資産は前期末比10,554百万円増加し、154,774百万円となった。主な増加要因は完成工事未収入金等(受取手形、電子記録債権含む)が12,953百万円増加したことによる。一方、有形固定資産が1,779百万円減少した。
負債は前期末比6,300百万円増加した。内訳は有利子負債が長短合計で500百万円減少した一方、工事未払金が3,293百万円増加、未成工事受入金が1,656百万円、未払消費税等が1,522百万円増加したことによる。純資産合計は同4,254百万円増の73,089百万円となった。
完成工事未収入金、工事未払金及び未成工事受入金が大幅増加した要因は、中間期末にかけて物流施設などの大型工事が進捗したことによるものである。
なお、同社は、D/Eレシオは1.0倍以内、自己資本比率は40%以上を意識したうえで、有利子負債を活用する方針としているが、D/Eレシオは0.52倍に留まり、自己資本比率は47.2%と高水準を維持した。また、流動比率も194.3%と健全な水準を維持した。
5. キャッシュ・フローの状況
2026年3月期中間期の営業活動によるキャッシュ・フローは、691百万円の収入となった。主な収入は、税金等調整前中間純利益8,309百万円、減価償却費552百万円、仕入債務の増加3,293百万円、未成工事受入金の増加1,655百万円である。一方、支出は、売上債権の増加12,953百万円である。投資活動によるキャッシュ・フローは1,519百万円の収入となったが、有形固定資産の売却による。財務活動によるキャッシュ・フローは2,243百万円の支出となった。主な増減要因は長短借入金の減少500百万円と、配当金の支払1,736百万円である。
この結果、現金及び現金同等物は32百万円減少し、同中間期末残高は15,587百万円となった。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 渡邉 俊輔)
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4. 財務状況と経営指標
2026年3月期中間期末の総資産は前期末比10,554百万円増加し、154,774百万円となった。主な増加要因は完成工事未収入金等(受取手形、電子記録債権含む)が12,953百万円増加したことによる。一方、有形固定資産が1,779百万円減少した。
負債は前期末比6,300百万円増加した。内訳は有利子負債が長短合計で500百万円減少した一方、工事未払金が3,293百万円増加、未成工事受入金が1,656百万円、未払消費税等が1,522百万円増加したことによる。純資産合計は同4,254百万円増の73,089百万円となった。
完成工事未収入金、工事未払金及び未成工事受入金が大幅増加した要因は、中間期末にかけて物流施設などの大型工事が進捗したことによるものである。
なお、同社は、D/Eレシオは1.0倍以内、自己資本比率は40%以上を意識したうえで、有利子負債を活用する方針としているが、D/Eレシオは0.52倍に留まり、自己資本比率は47.2%と高水準を維持した。また、流動比率も194.3%と健全な水準を維持した。
5. キャッシュ・フローの状況
2026年3月期中間期の営業活動によるキャッシュ・フローは、691百万円の収入となった。主な収入は、税金等調整前中間純利益8,309百万円、減価償却費552百万円、仕入債務の増加3,293百万円、未成工事受入金の増加1,655百万円である。一方、支出は、売上債権の増加12,953百万円である。投資活動によるキャッシュ・フローは1,519百万円の収入となったが、有形固定資産の売却による。財務活動によるキャッシュ・フローは2,243百万円の支出となった。主な増減要因は長短借入金の減少500百万円と、配当金の支払1,736百万円である。
この結果、現金及び現金同等物は32百万円減少し、同中間期末残高は15,587百万円となった。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 渡邉 俊輔)
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