欧米為替見通し: ドル・円は下げ渋りか、欧州通貨買いが下押しも円買いは想定内

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最新投稿日時:2025/12/18 17:25 - 「欧米為替見通し: ドル・円は下げ渋りか、欧州通貨買いが下押しも円買いは想定内」(フィスコ)

欧米為替見通し: ドル・円は下げ渋りか、欧州通貨買いが下押しも円買いは想定内

配信元:フィスコ
投稿:2025/12/18 17:25
*17:25JST 欧米為替見通し: ドル・円は下げ渋りか、欧州通貨買いが下押しも円買いは想定内 18日の欧米外為市場では、ドル・円は下げ渋る展開を予想する。弱い米経済指標はドル売り要因、欧州中銀(ECB)や英中銀の政策決定で欧州通貨買いとなる見通し。ただ、日銀の利上げは織り込まれつつあり、円買いは小幅にとどまりそうだ。

前日は英国のインフレ鈍化を受け英中銀の利下げ観測が強まり、ポンド売りがドルを押し上げた。ただ、ウォラー米連邦準備制度理事会(FRB)理事が利下げ余地に言及したため、ドルの上値は抑えられた。この日はユーロ・ドルが1.17ドル付近から1.17ドル台半ばに浮上し、ドル・円は155円60銭付近で伸び悩んだ。本日アジア市場で米消費者物価指数(CPI)の発表や日銀の政策決定を控え、方向感を欠く展開となった。

この後の海外市場は主要中銀の政策決定が焦点。今晩発表の米新規失業保険申請件数やフィラデルフィア連銀製造業景況指数が弱ければ、一時的にドル売りが優勢となる見通し。ただ、FRBの緩和的スタンスは既に相当程度織り込まれており、下押し圧力は限定的。ECBの金利据え置きがユーロを支え、英中銀の利下げ織り込みを受けたポンド買い戻しも進む可能性がある。ただ、日銀の利上げ観測は相場に反映されており、円買いの勢いは鈍い。

【今日の欧米市場の予定】
・21:00 英中央銀行政策金利発表(予想:3.75%、前回:4.00%)
・22:15 欧州中央銀行(ECB)政策金利発表(予想:2.15%、前回:2.15%)
・22:30 米・11月消費者物価コア指数(予想:前年比+3.0%)
・22:30 米・12月フィラデルファ連銀景況調査(予想:2.3、11月:-1.7)
・22:30 米・10月対米証券投資・ネット長期TICフロー(9月:+1798億ドル)


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配信元: フィスコ

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