【これからの見通し】米FOMCとカナダ中銀会合待ち、来年の米利下げ見通しはどうか
【これからの見通し】米FOMCとカナダ中銀会合待ち、来年の米利下げ見通しはどうか
本日は年内最後の米FOMC会合結果が発表される。市場では25bp利下げを十分に織り込んでいる状況。そのなかで、インフレが依然として高止まりしているとの見方から、市場ではタカ派的な利下げになるとの論調が多くなっている。注目ポイントは来年の米利下げ見通しとなろう。FOMCメンバーの金利予測ドットプロットが2026年にあと1回の利下げとの現在の見通しが維持されるのかどうかが焦点。市場では2回前後が想定されている。ドットが1回に留まれば、ドル買い反応が期待されよう。一方で、市場に寄り添った2回となれば再びドル売り圧力が掛かりそうだ。パウエルFRB議長会見でのタカハトのニュアンスとともに確認したいところだ。
また、本日はカナダ中銀でも政策金利が発表される。市場の見方は据え置きでコンセンサスが形成されている。カナダ政策金利は2.25%と米国の3.50-3.75%(25bp利下げ前提)との開きが1.5%程度ある状況だ。政策金利据え置きには、カナダ・キャリー取引によるカナダドル売り・輸入インフレなどを阻止する意味合いが強いものとみられている。声明や総裁会見で、次の行動は利上げ方向といったタカ派色が打ち出されるのかどうかが焦点となろう。
この後の海外市場で発表される経済指標は、上記の金融政策イベントのほかに、ノルウェー消費者物価指数(CPI)(11月)、トルコ鉱工業生産指数(10月)、南アフリカ小売売上高(10月)、米MBA住宅ローン申請指数(11/29 - 12/05)、米雇用コスト指数(2025年 第3四半期)などが予定されている。
発言イベント関連では、ラガルドECB総裁が「FT「The Global Boardroom」に出席、リーブス英財務相が財務特別委員会に出席する。米週間石油在庫統計が発表される。米主要企業決算では、オラクル、アドビ、シノプシスなどが注目される。市場の関心の中心は、パウエル議長会見に集まることとなろう。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
本日は年内最後の米FOMC会合結果が発表される。市場では25bp利下げを十分に織り込んでいる状況。そのなかで、インフレが依然として高止まりしているとの見方から、市場ではタカ派的な利下げになるとの論調が多くなっている。注目ポイントは来年の米利下げ見通しとなろう。FOMCメンバーの金利予測ドットプロットが2026年にあと1回の利下げとの現在の見通しが維持されるのかどうかが焦点。市場では2回前後が想定されている。ドットが1回に留まれば、ドル買い反応が期待されよう。一方で、市場に寄り添った2回となれば再びドル売り圧力が掛かりそうだ。パウエルFRB議長会見でのタカハトのニュアンスとともに確認したいところだ。
また、本日はカナダ中銀でも政策金利が発表される。市場の見方は据え置きでコンセンサスが形成されている。カナダ政策金利は2.25%と米国の3.50-3.75%(25bp利下げ前提)との開きが1.5%程度ある状況だ。政策金利据え置きには、カナダ・キャリー取引によるカナダドル売り・輸入インフレなどを阻止する意味合いが強いものとみられている。声明や総裁会見で、次の行動は利上げ方向といったタカ派色が打ち出されるのかどうかが焦点となろう。
この後の海外市場で発表される経済指標は、上記の金融政策イベントのほかに、ノルウェー消費者物価指数(CPI)(11月)、トルコ鉱工業生産指数(10月)、南アフリカ小売売上高(10月)、米MBA住宅ローン申請指数(11/29 - 12/05)、米雇用コスト指数(2025年 第3四半期)などが予定されている。
発言イベント関連では、ラガルドECB総裁が「FT「The Global Boardroom」に出席、リーブス英財務相が財務特別委員会に出席する。米週間石油在庫統計が発表される。米主要企業決算では、オラクル、アドビ、シノプシスなどが注目される。市場の関心の中心は、パウエル議長会見に集まることとなろう。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。
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