~カラオケを超えて、新しいエンタメ・インフラ企業をめざす~
ポイント
・2つの戦略を遂行している。1つは、プライベートエンターテイメントルーム(PER)の実現を加速させており、もう1つはシェア拡大のチャンスとして、果敢な出店をM&Aを含めて展開している。
・JOYSOUND(ジョイサウンド)カラオケ70店を買収した。「まねきねこ」よりも客層がやや上なので、ブランドはこのまま使う予定である。自力での出店は、これまでの年間50店から100店ペースに上げていく。同時にカラオケを超えるエンタメの世界を創っていく。このコンテンツ作りにも拍車がかかろう。
・業界初の「本人音源カラオケ」は画期的である。エンタメプラットフォーム「E-bo」に、原盤利用スキームを活用した新機能を開発した。いつも聴いている楽曲を歌手本人の音源でそのまま歌える。今までのカラオケではできなかった本人音源にのせて歌うことで、感動的なカラオケを体験できる。今後利用できる楽曲が大幅に拡大してくるので、カラオケで1つのブームとなろう。他社よりも数年先行できるとみられ、集客に貢献しよう。
・カラオケまねきねこのオリジナル機種「E-bo」で、新しい楽しみ方が広がりをみせている。サッカー、テニス、ラグビーなど、オンデマンドスポーツコンテンツを利用できるようにした。また、桃太郎電鉄(コナミ)のサービス提供を準備中である。友人、家族で盛り上がる国民的ボードゲームを、ルームで楽しむ事ができる。
・次の成長戦略として、カラオケルームでの楽しみ方に、新しいデジタル商品や新サービスを開発していく。海外事業はマレーシア、タイ、インドネシアにフィリピンが加わる。米国ロサンゼルスへの進出も有望である。
・売上高1000億円、営業利益150億円以上、ROE18%以上を目指すが、これは視野に入ってきた。EIP後の経営計画として、AfterEIPの目標として、国内EIPを1000億円から1500億円へ、海外カラオケを1000億円へ、PERの新規業態開発で500億円、合計3000億円の売上を目指そうとしている。営業利益も3倍を目指すことになろう。新しいコンテンツがヒットしてくれば、市場での評価も一段と高まってこよう。
目次
1.特色「既存業種新業態」の余暇サービス提供企業
2.強みカラオケの首都圏展開で競争力を発揮
3.中期経営方針カラオケからプライベートエンターテイメントへ
4.当面の業績収益力が向上し、3カ年計画の達成も視野に
5.企業評価新たなエンタメの世界へ
| 企業レーティング | A |
|---|---|
| 株価 (2025年10月31日) |
1180円 |
| 時価総額 | 988億円 (83.78百万株) |
| PBR | 3.27倍 |
| ROE | 28.6% |
| PER | 11.4倍 |
| 配当利回り | 2.4% |
| 総資産 | 68588百万円 |
| 純資産 | 35105百万円 |
| 自己資本比率 | 51.2% |
| BPS | 425.8円 |
| 決算期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期純利益 | EPS | 配当 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2018.8 | 61771 | 7858 | 8207 | 4426 | 54.4 | 10.0 |
| 2019.8 | 65840 | 9507 | 9562 | 6226 | 76.6 | 12.0 |
| 2020.8 | 43303 | 1147 | 1699 | -231 | -2.8 | 12.0 |
| 2021.8 | 20791 | -7628 | -3092 | -4144 | -50.8 | 4.0 |
| 2022.8 | 37995 | 2205 | 5331 | 3643 | 44.7 | 8.0 |
| 2023.8 | 54629 | 7667 | 7767 | 7104 | 87.1 | 12.0 |
| 2024.8 | 63263 | 10164 | 10934 | 6735 | 82.7 | 18.0 |
| 2025.8 | 69387 | 11392 | 11598 | 5258 | 64.0 | 24.0 |
| 2026.8(予) | 82500 | 13000 | 12900 | 8500 | 103.1(93.1) | 28.0 |
| 2027.8(予) | 91000 | 15000 | 15000 | 9000 | 109.2(98.6) | 30.0 |
(2025.8ベース)
(注)ROE、PER、配当利回りは今期ベース。カーブスを 2020年 2月末でスピンオフ(1:2.109の株式分割に相当)。EPSのカッコ内は希薄化後ベース。 2025.8末の潜在株数 8.889百万株。
企業レーティングの定義:当該企業の、(1)経営者の経営力、(2)事業の成長力・持続力、(3)業績下方修正の可能性、という点から定性評価している。A:良好である、B:一定の努力を要する、C:相当の改善を要する、D:極めて厳しい局面にある、という4段階で示す。
レポート全文はこちらから
https://www.belletk.com/kosidaka202511.pdf
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