三菱UFJなど銀行株が総じて軟調、日銀総裁会見で利上げ観測は一段と後退◇
三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>や三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>、みずほフィナンシャルグループ<8411.T>が軟調に推移。東証の業種別指数で銀行業は2%を超す下げとなり、下落率トップとなっている。前日の取引終了後、日銀の植田和男総裁が金融政策決定会合後の記者会見に臨んだ。このなかで植田総裁は、米国の関税政策に関し、経済や物価の下押しリスクを指摘したうえで、基調物価の2%達成時期については、やや後ずれするとの認識を示した。これを受け、日銀が早期に利上げに踏み切るとの見方が後退。金利の先高観が薄れたとの受け止めが広がり、金利上昇メリットセクターである銀行株に対しては、買い持ち高を圧縮する目的の売りが優勢となった。(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。
出所:MINKABU PRESS
関連銘柄
| 銘柄 | 株価 | 前日比 |
|---|---|---|
|
8306
|
2,524.5
(12:44)
|
+25.5
(+1.02%)
|
|
8316
|
5,053.0
(12:44)
|
+80.0
(+1.60%)
|
|
8411
|
5,813.0
(12:44)
|
+92.0
(+1.60%)
|
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