◆ “ストップロス”を絡めながら… - “154円後半”へ急伸
前日の「パウエルFRB議長発言(利下げは急がない)」が尾を引く中、米10年債利回りは“堅調推移”を続けました。
そして注目の米CPIが“2023年8月以来(+0.5%)/2024年6月以来(+3.0%)”の高い伸びを記録すると、“4.65%”へと跳ね上がりました。
このため“金利選好→ドル買い”が優勢となり、ドル円は“154.805円”へと一気に駆け上がるに至っています。
その後は“利益確定売り”にて押し戻されているものの、昨日記した“2/3~2/7の50%戻し(153.402円)/日足・一目均衡表先行スパン下限(同153.598円)”をも一気に上回っただけに、テクニカル的には“上放れ”といわざるを得ないのが実状といえます。
◆ “目先の分水嶺”は上抜いたが…?
「米利下げ観測後退」が進行する中、“節目(155円ライン)”が迫っていることを踏まえれば、“さらなる上値模索”と見るのが自然といえます。
ただトランプ大統領は「利下げを切望」と伝わっていますので、マーケットは混迷を極めているといわざるを得ないのが実状でもあります。
さらに昨日の上昇は“ストップロス”を絡めた印象が強いだけに、一巡すると“利益確定売り”を含め、一転して“ドル売り”が頭をもたげかねない情勢でもあります。
テクニカル的に見ると、前記“節目”を超えても、すぐさま“50日移動平均線(本日は155.211円)”が待ち構えています。
突破すると“日足・一目均衡表先行スパン上限(155.622円)”まで主だった上値メドは見当たりませんが、そのすぐ上にはまたしても“2/3高値&1/10~2/7の61.8%戻し(155.878円)”が控えているとあっては、一気に突き進まないと押し戻されるリスクが高まることに…?
いずれにしても昨日記した“目先の分水嶺”を上抜いただけに、“もう一段の上値模索”は十分に想定されるところです。
ただし“過度な期待”に関しては、やはり控えておきたいところです。
いつ“利益確定売り”に押されないとも限らない状況ですので…。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
155.968(1/28高値)
155.878(2/3高値、1/10~2/7の61.8%戻し)
155.622(日足・一目均衡表先行スパン上限)
155.509(2/4高値)
上値5:155.368(ピボット1stレジスタンス)
上値4:155.211(50日移動平均線)
上値3:155.000(大台)
上値2:154.899(1/10~2/7の50%戻し、日足・一目均衡表基準線、週足・一目均衡表転換線)
上値1:154.805(2/12高値)
前営業日終値:154.434(20日移動平均線)
下値1:154.000(大台)
下値2:153.889(2/7~2/12の23.6%押し)
下値3:153.598(日足・一目均衡表先行スパン下限、20週移動平均線)
下値4:153.402(日足・一目均衡表転換線)
下値5:153.323(2/7~2/12の38.2%押し)
153.145(100日移動平均線)
153.000(大台)
152.865(2/7~2/12の50%押し、-1σ、ピボット1stサポート)
152.749(200日移動平均線)
152.619(50週移動平均線)
152.374(2/12安値、2/7~2/12の61.8%押し)
《10:55》
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