~「Azure Virtual Desktop導入・運用サービス」によるオンプレミスのVDIリソースの制約からの脱却で、PCの快適な操作性を実現~
TISインテックグループのTIS株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:岡本 安史、以下:TIS)は、豊田通商株式会社(本社:名古屋市中村区、取締役社長:貸谷 伊知郎、以下:豊田通商)の仮想デスクトップ基盤(以下:VDI)を、「Azure Virtual Desktop導入・運用サービス」によってクラウドのDesktop as a Service(以下:DaaS)へ移行支援したことを発表します。
TISの「Azure Virtual Desktop導入・運用サービス」は、マイクロソフト社のMicrosoft Azure上で提供されるDaaS「Azure Virtual Desktop」のコンサルティングから計画・構築・運用までをサポートするトータル支援サービスです。今回、豊田通商のDaaS移行に際しては、同社の既存環境で多く採用されているマイクロソフト製品との親和性の高いAzure Virtual Desktopを選択しました。
<「Azure Virtual Desktop導入・運用サービス」提供イメージ>
![](https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/11650/1705/11650-1705-9f942b4361b1c5202045cd4a34aef46e-781x476.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff)
■背景
豊田通商は2012年、Windowsのアップグレードの管理効率向上と社外作業の効率化のため、データセンターにVDIを構築し、本社に勤務する約100人が利用を開始しました。2020年には、コロナ禍での全社規模の在宅勤務に対応するため、オンプレミスのVDIのリソース強化を計画し、ユーザー上限約400人の基盤設計を見直し、約4,000人規模に対応できるようサーバー増設を実施しました。
しかし、物理的なリソースは約10倍になったものの、PCの利用が集中する時間帯や月末・月初は速度低下が避けられず、PC操作時のパフォーマンス面に課題が残りました。社員の業務や職務ごとにリソースを増減するチューニングを試みるも、現行の運用体制での対応は限界に近づいていたことに加え、当時はコロナ禍で物流が滞り、サーバー増設を検討したものの物品調達の目途が立たない状況でした。
こうした背景から豊田通商は2021年、必要な時に必要なリソースを拡張できるよう、クラウドでVDIを提供するDaaSへの移行を決定しました。今回の導入計画は、豊田通商グループ各社へ順次展開していくことを目標としており、第1弾として同年5月から、株式会社豊通シスコム(以下:豊通シスコム)の約700人を対象としたDaaS導入を開始し、翌年2022年1月に完了しました。
2022年6月からの豊田通商の約5,000人を対象としたDaaS導入においても、豊通シスコムへの導入で実証した基盤設計をもとに最適化を図り、半年間でのスムーズな導入が実現しました。
■選定理由
豊田通商へのDaaS導入に際し、「Azure Virtual Desktop導入・運用サービス」が評価されたポイントは以下の通りです。
- マイクロソフト製品との親和性の高さ
豊田通商のクライアント環境はWindowsをはじめマイクロソフト製品が中心であり、Microsoft Azure環境との親和性が高い点
- 2 種類のOSの並行稼働
現行のWindows 10からWindows 11へアップグレードすることを想定し、並行稼働が容易である点
- 従来利用していたCitrix UIを継続利用可能
従来利用していたVDI基盤もCitrix製品を採用しており、AVDを「Citrix Cloud」※1を組み合わせて管理することでエンドユーザーにとって使い慣れたUIのままDaaSへ移行できる点
- 通信帯域を圧縮するICAプロトコル※2が利用可能
他プロトコルと比較して消費帯域が少なく狭帯域や遅延に強く、ネットワーク負荷の低減やパフォーマンス向上が期待できる点
- グループ展開を視野に入れた基盤設計
先々のグループ展開を踏まえ、個社の業務・規模への最適化が容易な基盤設計を採用した点
※1 シトリックス・システムズ社が開発した、Citrixのクラウドサービスをホストし管理するプラットフォームのこと
※2 Independent Computing Architectureの略で、シトリックス・システムズ社が開発した独自の画面転送プロトコルのこと
■DaaS導入による効果
豊田通商のDaaS導入によるメリットは以下の通りです。
- リソース制約からの脱却と快適な操作性
DaaS導入以前はオンプレミス上の限られたリソースに対して増減のチューニングに多大な運用負荷を求められる一方、利用集中時のパフォーマンス低下も課題となっていた。クラウド上のリソースを柔軟に調達できるようになったことで、運用負荷の低減と快適なパフォーマンスの両立が可能になった。
- 情報漏えいリスクの軽減
全社的なDaaS移行により、PC持ち出しによる情報漏えいの潜在リスクを軽減することにつながった。
- 複数のグループ会社をまたぐ業務の効率化
DaaSを利用することで社員がインターネットを介して異なる事業所やデバイスからのデスクトップ環境へのアクセスが容易になった。それにより、会社間を移動せず、グループ会社間をまたぐ業務や一部の社内申請を効率化できるようになった。
- 基盤管理への工数削減
オンプレミスの基盤ではハードウェア故障の都度、対応に人手を介していたが、DaaS運用ではクラウドプロバイダー側で管理されるため、ファシリティ・物理機器・仮想化レイヤの管理が不要になった。加えてAzureそのものの運用やVDI運用の一部をTISにオフロードすることで基盤全体の運用負荷軽減を実現した。
「Azure Virtual Desktop導入・運用サービス」の詳細は以下URLをご参照ください。
https://www.tis.jp/service_solution/microsoftazure/AzureVirtualDesktop/
■コメント
豊田通商株式会社 IT戦略部 インフラサービスグループ 児玉 昌明氏
株式会社豊通シスコム ICTサービス技術部 カスタマーサービスグループ 澁井 信孝氏
株式会社豊通シスコム ICTサービス技術部 インフラ企画グループ 久保田 安由美氏
「当グループは2018年、人員と投資の最適化を目的に、業務システムのクラウドファースト戦略を策定しており、今回のDaaS移行もその一環に位置付けられます。この戦略を立案した際も、TISのメンバーが大きな力になってくれました。
豊田通商IT戦略部は、豊通シスコムとともに、グループにおけるあらゆるIT系のビジネス施策を支える、縁の下の力持ち的な存在になることを目指しています。この目標を実現するには、上流のIT戦略立案から、下流となる運用保守の面でも、TISの協力が必要不可欠であると考えています。
TISには今回のDaaSに限らず、ITの戦略立案からシステムの開発・運用まで、多方面で力になっていただいています。今後もTISインテックグループとして人的リソースをさらに増強していただき、我々と同じ目標を共有しながら、ともにチャレンジし続けるパートナーであってほしいと期待しています。」
本件の詳細は以下URLもご参照ください。
https://www.tis.jp/casestudy/casestudy_170.html
■豊田通商株式会社について
豊田通商株式会社は、1948年に設立されたトヨタグループの総合商社です。8つの営業本部(メタル+(Plus)本部/サーキュラーエコノミー本部/デジタルソリューション本部/サプライチェーン本部/モビリティ本部/グリーンインフラ本部/ライフスタイル本部/アフリカ本部)で事業を展開し、国内外1,000以上の子会社・関連会社で構成されるグローバル企業として成長を続けています。
詳細は以下URLをご参照ください。
https://www.toyota-tsusho.com/
TIS株式会社について(https://www.tis.co.jp/)
TISインテックグループのTISは、金融、産業、公共、流通サービス分野など多様な業種3,000社以上のビジネスパートナーとして、お客様のあらゆる経営課題に向き合い、「成長戦略を支えるためのIT」を提供しています。50年以上にわたり培ってきた業界知識やIT構築力で、日本・ASEAN地域の社会・お客様と共創するITサービスを提供し、豊かな社会の実現を目指しています。
TISインテックグループについて
TISインテックグループは、国内外グループ2万人を超える社員が『ITで、社会の願い叶えよう。』を合言葉に、「金融包摂」「都市集中・地方衰退」「低・脱炭素化」「健康問題」を中心としさまざまな社会課題の解決に向けてITサービスを提供しています。デジタル技術を駆使したムーバーとして新たな価値を創造し、人々の幸せと持続可能な豊かな社会の実現に貢献します。
※ 記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
※ 記載されている情報は、発表日現在のものです。最新の情報とは異なる場合がありますのでご了承ください。
◆本サービスに関するお問い合わせ先
TIS株式会社 IT基盤技術事業本部
IT基盤技術事業部 IT基盤営業部
TEL:050-1702-4063 E-mail:ps-info@ml.tis.co.jp
TISインテックグループのTIS株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:岡本 安史、以下:TIS)は、豊田通商株式会社(本社:名古屋市中村区、取締役社長:貸谷 伊知郎、以下:豊田通商)の仮想デスクトップ基盤(以下:VDI)を、「Azure Virtual Desktop導入・運用サービス」によってクラウドのDesktop as a Service(以下:DaaS)へ移行支援したことを発表します。
TISの「Azure Virtual Desktop導入・運用サービス」は、マイクロソフト社のMicrosoft Azure上で提供されるDaaS「Azure Virtual Desktop」のコンサルティングから計画・構築・運用までをサポートするトータル支援サービスです。今回、豊田通商のDaaS移行に際しては、同社の既存環境で多く採用されているマイクロソフト製品との親和性の高いAzure Virtual Desktopを選択しました。
<「Azure Virtual Desktop導入・運用サービス」提供イメージ>
![](https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/11650/1705/11650-1705-9f942b4361b1c5202045cd4a34aef46e-781x476.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff)
■背景
豊田通商は2012年、Windowsのアップグレードの管理効率向上と社外作業の効率化のため、データセンターにVDIを構築し、本社に勤務する約100人が利用を開始しました。2020年には、コロナ禍での全社規模の在宅勤務に対応するため、オンプレミスのVDIのリソース強化を計画し、ユーザー上限約400人の基盤設計を見直し、約4,000人規模に対応できるようサーバー増設を実施しました。
しかし、物理的なリソースは約10倍になったものの、PCの利用が集中する時間帯や月末・月初は速度低下が避けられず、PC操作時のパフォーマンス面に課題が残りました。社員の業務や職務ごとにリソースを増減するチューニングを試みるも、現行の運用体制での対応は限界に近づいていたことに加え、当時はコロナ禍で物流が滞り、サーバー増設を検討したものの物品調達の目途が立たない状況でした。
こうした背景から豊田通商は2021年、必要な時に必要なリソースを拡張できるよう、クラウドでVDIを提供するDaaSへの移行を決定しました。今回の導入計画は、豊田通商グループ各社へ順次展開していくことを目標としており、第1弾として同年5月から、株式会社豊通シスコム(以下:豊通シスコム)の約700人を対象としたDaaS導入を開始し、翌年2022年1月に完了しました。
2022年6月からの豊田通商の約5,000人を対象としたDaaS導入においても、豊通シスコムへの導入で実証した基盤設計をもとに最適化を図り、半年間でのスムーズな導入が実現しました。
■選定理由
豊田通商へのDaaS導入に際し、「Azure Virtual Desktop導入・運用サービス」が評価されたポイントは以下の通りです。
- マイクロソフト製品との親和性の高さ
豊田通商のクライアント環境はWindowsをはじめマイクロソフト製品が中心であり、Microsoft Azure環境との親和性が高い点
- 2 種類のOSの並行稼働
現行のWindows 10からWindows 11へアップグレードすることを想定し、並行稼働が容易である点
- 従来利用していたCitrix UIを継続利用可能
従来利用していたVDI基盤もCitrix製品を採用しており、AVDを「Citrix Cloud」※1を組み合わせて管理することでエンドユーザーにとって使い慣れたUIのままDaaSへ移行できる点
- 通信帯域を圧縮するICAプロトコル※2が利用可能
他プロトコルと比較して消費帯域が少なく狭帯域や遅延に強く、ネットワーク負荷の低減やパフォーマンス向上が期待できる点
- グループ展開を視野に入れた基盤設計
先々のグループ展開を踏まえ、個社の業務・規模への最適化が容易な基盤設計を採用した点
※1 シトリックス・システムズ社が開発した、Citrixのクラウドサービスをホストし管理するプラットフォームのこと
※2 Independent Computing Architectureの略で、シトリックス・システムズ社が開発した独自の画面転送プロトコルのこと
■DaaS導入による効果
豊田通商のDaaS導入によるメリットは以下の通りです。
- リソース制約からの脱却と快適な操作性
DaaS導入以前はオンプレミス上の限られたリソースに対して増減のチューニングに多大な運用負荷を求められる一方、利用集中時のパフォーマンス低下も課題となっていた。クラウド上のリソースを柔軟に調達できるようになったことで、運用負荷の低減と快適なパフォーマンスの両立が可能になった。
- 情報漏えいリスクの軽減
全社的なDaaS移行により、PC持ち出しによる情報漏えいの潜在リスクを軽減することにつながった。
- 複数のグループ会社をまたぐ業務の効率化
DaaSを利用することで社員がインターネットを介して異なる事業所やデバイスからのデスクトップ環境へのアクセスが容易になった。それにより、会社間を移動せず、グループ会社間をまたぐ業務や一部の社内申請を効率化できるようになった。
- 基盤管理への工数削減
オンプレミスの基盤ではハードウェア故障の都度、対応に人手を介していたが、DaaS運用ではクラウドプロバイダー側で管理されるため、ファシリティ・物理機器・仮想化レイヤの管理が不要になった。加えてAzureそのものの運用やVDI運用の一部をTISにオフロードすることで基盤全体の運用負荷軽減を実現した。
「Azure Virtual Desktop導入・運用サービス」の詳細は以下URLをご参照ください。
https://www.tis.jp/service_solution/microsoftazure/AzureVirtualDesktop/
■コメント
豊田通商株式会社 IT戦略部 インフラサービスグループ 児玉 昌明氏
株式会社豊通シスコム ICTサービス技術部 カスタマーサービスグループ 澁井 信孝氏
株式会社豊通シスコム ICTサービス技術部 インフラ企画グループ 久保田 安由美氏
「当グループは2018年、人員と投資の最適化を目的に、業務システムのクラウドファースト戦略を策定しており、今回のDaaS移行もその一環に位置付けられます。この戦略を立案した際も、TISのメンバーが大きな力になってくれました。
豊田通商IT戦略部は、豊通シスコムとともに、グループにおけるあらゆるIT系のビジネス施策を支える、縁の下の力持ち的な存在になることを目指しています。この目標を実現するには、上流のIT戦略立案から、下流となる運用保守の面でも、TISの協力が必要不可欠であると考えています。
TISには今回のDaaSに限らず、ITの戦略立案からシステムの開発・運用まで、多方面で力になっていただいています。今後もTISインテックグループとして人的リソースをさらに増強していただき、我々と同じ目標を共有しながら、ともにチャレンジし続けるパートナーであってほしいと期待しています。」
本件の詳細は以下URLもご参照ください。
https://www.tis.jp/casestudy/casestudy_170.html
■豊田通商株式会社について
豊田通商株式会社は、1948年に設立されたトヨタグループの総合商社です。8つの営業本部(メタル+(Plus)本部/サーキュラーエコノミー本部/デジタルソリューション本部/サプライチェーン本部/モビリティ本部/グリーンインフラ本部/ライフスタイル本部/アフリカ本部)で事業を展開し、国内外1,000以上の子会社・関連会社で構成されるグローバル企業として成長を続けています。
詳細は以下URLをご参照ください。
https://www.toyota-tsusho.com/
TIS株式会社について(https://www.tis.co.jp/)
TISインテックグループのTISは、金融、産業、公共、流通サービス分野など多様な業種3,000社以上のビジネスパートナーとして、お客様のあらゆる経営課題に向き合い、「成長戦略を支えるためのIT」を提供しています。50年以上にわたり培ってきた業界知識やIT構築力で、日本・ASEAN地域の社会・お客様と共創するITサービスを提供し、豊かな社会の実現を目指しています。
TISインテックグループについて
TISインテックグループは、国内外グループ2万人を超える社員が『ITで、社会の願い叶えよう。』を合言葉に、「金融包摂」「都市集中・地方衰退」「低・脱炭素化」「健康問題」を中心としさまざまな社会課題の解決に向けてITサービスを提供しています。デジタル技術を駆使したムーバーとして新たな価値を創造し、人々の幸せと持続可能な豊かな社会の実現に貢献します。
※ 記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
※ 記載されている情報は、発表日現在のものです。最新の情報とは異なる場合がありますのでご了承ください。
◆本サービスに関するお問い合わせ先
TIS株式会社 IT基盤技術事業本部
IT基盤技術事業部 IT基盤営業部
TEL:050-1702-4063 E-mail:ps-info@ml.tis.co.jp
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