アイビーシー Research Memo(5):2024年9月期はライセンス販売の増加で80.1%の営業増益

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最新投稿日時:2025/02/07 14:05 - 「アイビーシー Research Memo(5):2024年9月期はライセンス販売の増加で80.1%の営業増益」(フィスコ)

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アイビーシー Research Memo(5):2024年9月期はライセンス販売の増加で80.1%の営業増益

配信元:フィスコ
投稿:2025/02/07 14:05
*14:05JST アイビーシー Research Memo(5):2024年9月期はライセンス販売の増加で80.1%の営業増益 ■業績動向

1. 2024年9月期の業績概要
(1) 損益状況
アイビーシー<3920>の2024年9月期の業績は、売上高2,184百万円(前期比14.9%増)、営業利益382百万円(同80.1%増)、経常利益411百万円(同75.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益251百万円(同257.5%増)となった。

(2) 売上高内訳
製品別売上高(単体ベース)では、自社開発ソフトウェア「System Answer G3」の更新率(同商品)が96%となり、また代理店経由で販売が伸びたことからライセンスの販売は1,035百万円(同22.6%増)となった。サービスの提供は663百万円(同6.8%増)となったが、ネットワークインテグレーションビジネスの拡大や次世代MSPサービス「SAMS」が堅調に推移したことによる。顧客のインフラ全般に関する課題への対応やネットワークインテグレーションビジネスの拡大に伴って物販売上が大きく増加したことから、その他物販は392百万円(同37.6%増)となった。

またタイプ別売上高(単体ベース)では、ストック型が1,256百万円(同27.9%増)、フロー型が835百万円(同8.7%増)となり、ストック型の比率が60.1%(前期56.1%)と上昇した。


手元の現金及び預金は1,974百万円と売上規模に比して豊富
2. 財務状況
2024年9月期末の財務状況を見ると、流動資産は2,724百万円(前期末比392百万円増)となった。主要科目では現金及び預金353百万円増、売掛金20百万円増であった。固定資産は604百万円(同327百万円減)となったが、投資有価証券の減少254百万円や保険積立金の減少101百万円による投資その他の資産の減少323百万円であった。この結果、資産合計は3,329百万円(同65百万円増)となった。

流動負債は1,336百万円(同42百万円減)となったが、主な変動要因は買掛金の増加15百万円、短期借入金の減少59百万円、未払金の増加13百万円などである。固定負債は56百万円減少したが、主に長期借入金の減少50百万円による。この結果、負債合計は1,337百万円(同99百万円減)となった。純資産合計は1,991百万円(同164百万円増)となったが、主に親会社株主に帰属する当期純利益の計上による利益剰余金の増加196百万円によるものである。

2024年9月期末現在で、現金及び預金が1,974百万円あり、事業規模に比べて資金は豊富と言える。

3. キャッシュ・フローの状況
2024年9月期のキャッシュ・フローについては、営業活動によるキャッシュ・フローは354百万円の収入となった。主な収入は税金等調整前当期純利益の計上293百万円、減価償却費38百万円で、主な支出は売上債権の増加20百万円であった。投資活動によるキャッシュ・フローは164百万円の収入となったが、主な支出は無形固定資産の取得40百万円などで、主な収入は投資有価証券の売却115百万円、保険積立金の解約(ネット)115百万円であった。財務活動によるキャッシュ・フローは165百万円の支出となったが、主な支出は長期借入金の減少109百万円、配当金の支払い額55百万円であった。この結果、現金及び現金同等物は352百万円増加し、期末残高は1,974百万円となった。現在の事業規模に比べては豊富であると言える。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)

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配信元: フィスコ

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