ビッグイベント前という認識は持っておきたいところ - ドル円

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最新投稿日時:2025/02/06 11:36 - 「ビッグイベント前という認識は持っておきたいところ - ドル円」(武市佳史)

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ビッグイベント前という認識は持っておきたいところ - ドル円

著者:武市佳史
投稿:2025/02/06 11:36

◆ 日米双方から… - “円買い”そして“ドル売り”進行


下放れ…。

昨日は「毎月勤労統計」にて「実質賃金」が“2カ月連続増(前年比+0.6%)”となったことが、「日銀早期利上げ観測」を高めました。
一方で米経済指標は“連日の悪化”を示し、「米景気悪化懸念」さらには「米利下げ観測」も再燃しつつあります。
このため「円は最強通貨/ドルは最弱通貨」となり、米10年債利回りが“さらに低下(→4.40%)”する中、ドル円は“152.120円”へと下落しました。
さらに『0.75%に引き上げても実質金利は大幅マイナス』『25年度後半に少なくとも1%程度まで利上げ必要』との田村日銀審議委員発言も伝わり、本日に入って
“151.812円”へと急落しているのが実状となります。

◆ テクニカル的には“もう一段の下値模索”と見るのが妥当だが…?


“日足・一目均衡表の雲下限(本日は153.361円)”はおろか、“200日/100日移動平均線(同152.782円/152.684円)”を相次いで下抜いたことから、テクニカル的には“下放れ→さらなる下値模索”を示唆する形状といえます。
ただオシレータ系テクニカルはすでに“往き過ぎ”を示す中、不規則な「トランプ発言」にてムードが一変する可能性は残っています。
そうなると“ポジション調整”は応分以上の値幅をもたらす可能性も否めず、このまま“さらなる下値模索”と判断するのは…?

ファンダメンタルズの後押しもあり、現在は“上値の重さ”というよりも“下値模索”への期待(懸念?)が高まっている状況といえます。
ただ明日には「米雇用統計」そして「日米首脳会談」を控えているとなると、このまま“一方通行的”な動きは想定しづらいと考えておきたいところです。
たとえポジション調整であったとしても、応分以上の反発幅を伴う可能性を鑑みながら…。

◆ ドル円 抵抗・支持ライン

※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。

154.455(2/5高値、2/3~2/5の61.8%戻し)
154.284(週足・一目均衡表転換線)
154.015(-1σ、2/3~2/5の50%戻し、ピボット1stレジスタンス、大台)
153.713(1/10~2/5の23.6%戻し)
153.556(2/3~2/5の38.2%戻し)
上値5:153.361(日足・一目均衡表先行スパン下限)
上値4:153.000(大台、2/3~2/5の23.6%戻し)
上値3:152.939(20週移動平均線)
上値2:152.782(200日移動平均線)
上値1:152.684(100日/50週移動平均線)
前営業日終値:152.616
下値1:152.436(-2σ)
下値2:152.120(2/5安値)
下値3:152.000(大台)
下値4:151.820(週足・一目均衡表先行スパン上限)
下値5:151.793(12/12安値)
151.672(ピボット1stサポート)
151.098(週足・一目均衡表先行スパン下限)
151.002(12/11安値、大台)
150.902(12/10安値)

《11:15》

武市佳史
株式会社マネーパートナーズ チーフアナリスト
配信元: 達人の予想

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