~準天頂衛星みちびき6、7号機が新たに提供する広域電離層補正サービスに対応~
株式会社コア(本社:東京都世田谷区、代表取締役社長執行役員 横山 浩二、以下「コア」という。)は2025年2月2日に打ち上げられた準天頂衛星みちびき※1 6号機及び2025年度打ち上げ予定の7号機から新たに配信される広域電離層情報※2の実用サービス開始を受け、Cohac∞ Ten++で広域電離層補正サービスに対応したMADOCA-PPP※3をご利用いただくための機能アップデートをリリース予定であることをお知らせいたします。
※1 みちびき:準天頂軌道の衛星が主体となって構成されている日本の衛星測位システム
※2 準天頂衛星みちびき6、7号機から新たに配信される補正情報。MADOCA-PPPの位置収束にかかる時間を短縮する技術
※3 MADOCA:Multi-GNSS Advanced Orbit and Clock Augmentation 高精度測位補強技術を用いたデシメータ精度の測位方法
※4 内閣府 宇宙開発戦略推進事務局「衛星測位に関する取組方針2024」<アジア太平洋諸国との二国間協力>
1.広域電離層情報に対応したMADOCA-PPP
- MADOCA-PPPとは
MADOCA-PPPは準天頂衛星みちびきがサービス提供する、アジア・オセアニア地域で利用可能なデシメータ精度の測位方式です。ネットワークを使用し外部から補正情報を得る必要がなく、海洋上や通信インフラの利用が難しい地域でも精密な位置情報を得ることが可能となります。この仕組みにより外部との通信設備が不要となり、海洋上での船舶の正確な位置やアジア・オセアニア地域における正確な位置情報の取得が可能になります。
- MADOCA-PPPの課題
従来のMADOCA-PPPは、受信機の利用開始から準天頂衛星みちびきが提供するサービスの仕様で規定される測位精度(水平30cm垂直50cm(95%))※5に収束するまで、最大で30分程度の時間が必要です。そのため、機器の電源を入れてから作業開始までに待ち時間が生じてしまい、農機・建機の自動運転でMADOCA-PPPを活用する際の課題となっています。
- MADOCA-PPPの課題を解決する広域電離層補正サービス
MADOCA-PPPの収束時間を短縮するため、時間がかかる要因の一つである電離層の状態に関する補正情報(広域電離層情報)が、準天頂衛星みちびき6号機から配信されます。これを利用することで、高精度な位置情報を得るまでに必要な時間が最大10分程度と大幅に短縮され、利便性が向上します。これにより、機器の電源を入れてから作業開始までの待ち時間が短縮され、農機・建機の自動運転への活用範囲拡大が期待されます。
弊社は広域電離層補正サービスの実運用開始とともに、MADOCA-PPP対応GNSS受信機『Cohac∞ Ten++』の機能アップデートを行い、これに対応する予定です。
※5 測位精度(水平30cm垂直50cm(95%)):高精度測位補強サービス(MADOCA-PPP)https://qzss.go.jp/technical/system/madoca.html
2.広域電離層情報サービス対象エリア
広域電離層補正は右図に示すエリアで利用可能です。準天頂衛星みちびきは、日本及びアジア・オセアニア地域を複数のエリアに区切り最適な広域電離層情報を配信しています。
日本を除くアジア・オセアニア地域に対する広域電離層情報は、準天頂衛星みちびき6号機、日本含む地域に対する広域電離層情報は準天頂衛星みちびき7号機から配信される予定※6です。
※6 2025年度中打ち上げ予定(内閣府 宇宙開発戦略推進事務局「衛星測位に関する取組方針2024」)
※7 出典 Coverage area of MADOCA-PPP ionospheric correction data
(https://qzss.go.jp/technical/download/ps-is-qzss.html)
3.広域電離層情報対応MADOCA-PPP測位精度
弊社は準天頂衛星みちびき6号機打ち上げ前にネットワーク経由で配信される広域電離層情報※8を利用し、広域電離層情報を利用したMADOCA-PPPの測位精度を評価しました。評価の結果、準天頂衛星みちびきが提供するサービスの仕様で規定される測位精度収束するまでの時間を短縮できることを確認しました。
※8 MIRAIで公開されたデータを使用 https://qzss.go.jp/info/information/mirai_220401.html
■株式会社コアについて
1969年創業の東証プライム市場上場企業。ソーシャル・ソリューションメーカーとしてICTで社会課題を解決し、価値を共創する企業としてSXの実現に取り組んでいます。https://www.core.co.jp
■投資家の皆様へ
本プレスリリースは、弊社の定性的な業務進捗をお知らせするためのものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。
弊社の業績・経営指標の進捗・予想に関しては、取引所開示情報である決算短信等をご参照ください。
※”at”を@に変換し、ご利用ください
株式会社コア(本社:東京都世田谷区、代表取締役社長執行役員 横山 浩二、以下「コア」という。)は2025年2月2日に打ち上げられた準天頂衛星みちびき※1 6号機及び2025年度打ち上げ予定の7号機から新たに配信される広域電離層情報※2の実用サービス開始を受け、Cohac∞ Ten++で広域電離層補正サービスに対応したMADOCA-PPP※3をご利用いただくための機能アップデートをリリース予定であることをお知らせいたします。
※1 みちびき:準天頂軌道の衛星が主体となって構成されている日本の衛星測位システム
※2 準天頂衛星みちびき6、7号機から新たに配信される補正情報。MADOCA-PPPの位置収束にかかる時間を短縮する技術
※3 MADOCA:Multi-GNSS Advanced Orbit and Clock Augmentation 高精度測位補強技術を用いたデシメータ精度の測位方法
※4 内閣府 宇宙開発戦略推進事務局「衛星測位に関する取組方針2024」<アジア太平洋諸国との二国間協力>
1.広域電離層情報に対応したMADOCA-PPP
- MADOCA-PPPとは
MADOCA-PPPは準天頂衛星みちびきがサービス提供する、アジア・オセアニア地域で利用可能なデシメータ精度の測位方式です。ネットワークを使用し外部から補正情報を得る必要がなく、海洋上や通信インフラの利用が難しい地域でも精密な位置情報を得ることが可能となります。この仕組みにより外部との通信設備が不要となり、海洋上での船舶の正確な位置やアジア・オセアニア地域における正確な位置情報の取得が可能になります。
- MADOCA-PPPの課題
従来のMADOCA-PPPは、受信機の利用開始から準天頂衛星みちびきが提供するサービスの仕様で規定される測位精度(水平30cm垂直50cm(95%))※5に収束するまで、最大で30分程度の時間が必要です。そのため、機器の電源を入れてから作業開始までに待ち時間が生じてしまい、農機・建機の自動運転でMADOCA-PPPを活用する際の課題となっています。
- MADOCA-PPPの課題を解決する広域電離層補正サービス
MADOCA-PPPの収束時間を短縮するため、時間がかかる要因の一つである電離層の状態に関する補正情報(広域電離層情報)が、準天頂衛星みちびき6号機から配信されます。これを利用することで、高精度な位置情報を得るまでに必要な時間が最大10分程度と大幅に短縮され、利便性が向上します。これにより、機器の電源を入れてから作業開始までの待ち時間が短縮され、農機・建機の自動運転への活用範囲拡大が期待されます。
弊社は広域電離層補正サービスの実運用開始とともに、MADOCA-PPP対応GNSS受信機『Cohac∞ Ten++』の機能アップデートを行い、これに対応する予定です。
※5 測位精度(水平30cm垂直50cm(95%)):高精度測位補強サービス(MADOCA-PPP)https://qzss.go.jp/technical/system/madoca.html
2.広域電離層情報サービス対象エリア
広域電離層補正は右図に示すエリアで利用可能です。準天頂衛星みちびきは、日本及びアジア・オセアニア地域を複数のエリアに区切り最適な広域電離層情報を配信しています。
日本を除くアジア・オセアニア地域に対する広域電離層情報は、準天頂衛星みちびき6号機、日本含む地域に対する広域電離層情報は準天頂衛星みちびき7号機から配信される予定※6です。
※6 2025年度中打ち上げ予定(内閣府 宇宙開発戦略推進事務局「衛星測位に関する取組方針2024」)
※7 出典 Coverage area of MADOCA-PPP ionospheric correction data
(https://qzss.go.jp/technical/download/ps-is-qzss.html)
3.広域電離層情報対応MADOCA-PPP測位精度
弊社は準天頂衛星みちびき6号機打ち上げ前にネットワーク経由で配信される広域電離層情報※8を利用し、広域電離層情報を利用したMADOCA-PPPの測位精度を評価しました。評価の結果、準天頂衛星みちびきが提供するサービスの仕様で規定される測位精度収束するまでの時間を短縮できることを確認しました。
※8 MIRAIで公開されたデータを使用 https://qzss.go.jp/info/information/mirai_220401.html
■株式会社コアについて
1969年創業の東証プライム市場上場企業。ソーシャル・ソリューションメーカーとしてICTで社会課題を解決し、価値を共創する企業としてSXの実現に取り組んでいます。https://www.core.co.jp
■投資家の皆様へ
本プレスリリースは、弊社の定性的な業務進捗をお知らせするためのものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。
弊社の業績・経営指標の進捗・予想に関しては、取引所開示情報である決算短信等をご参照ください。
※”at”を@に変換し、ご利用ください
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