◆ まずは「月末フロー」、次いで「FOMC」で振れたものの…?
「月末フロー」を背景にした“ドル買い”が持ち込まれたことで、昨日東京タイム序盤には“155.788円”へ上値を伸ばす場面が見られました。
一方でロンドン・フィキシングにかけては“ドル売り”が持ち込まれ、“154.928円”へと値を落とす場面も見られました。
それでも「FOMC」を控えて“様子見ムード”が漂う中、“揺れ動き”に留まって発表の時を迎えました。
そうした中で迎えた注目の「FOMC」は、想定通り“据え置き”が決定されました。
ただ「インフレ2%目標に向けて進展」との表記がFOMCから削除され、さらに「追加利上げを急ぐ必要はない」とパウエルFRB議長は記者会見で述べています。
このため初動は“タカ派寄り→ドル買い”で反応しましたが、次第に「トランプ政策を巡る不透明感」へとテーマが移行しています。
こうして米10年債利回りが“4.58%へ急上昇→4.53%へ急低下”と乱高下を見せる中、次第にドル円は“下値模索”に転じています。
◆ “上値の重さ”目立つも、まだ“方向感定まらず”と見るのが妥当…!?
本日に入ってから、そうした動きは“さらに加速”している印象があります。
ただし“方向感が定まらず”を脱したとはまだいいづらく、現在は“下げ渋り処”を探っているのが実状といえます。
こうした中で本日の注目は、「ECB理事会」そして「トランプ政策の行方」ということになります。
前者に関しては“0.25%利下げ”が想定されていますが、ほぼ“織り込み済”と見られるだけに、“ユーロ売り”がどこまで進行するか?、あるいはそれにつれる“ドルの動向”もは定かではないと見るのが妥当ということになります。
そうなると後者次第ということになりますが、こちらは何が飛び出すかわからないといった類のものだけに…。
やや“上値の重さ”が目立ちつつあるドル円ですが、あくまで“ポジション調整の一環”であり、まだ“方向感定まらず”は続いていると見たいところです。
ただしリスクは従来通り、“上方向ではなく下方向”との見方は変わりませんが…。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
156.752(1/23高値)
156.580(1/24高値、20日移動平均線、ピボットハイブレイクアウト)
156.249(1/27高値、日足・一目均衡表基準線、1/10~1/27の50%戻し、ピボット2ndレジスタンス)
上値5:155.968(1/28高値、大台)
上値4:155.788(1/29高値、ピボット1stレジスタンス)
上値3:155.611(1/28高値以降の76.4%戻し)
上値2:155.390(1/28高値以降の61.8%戻し)
上値1:155.321(-1σ)
前営業日終値:155.245(日足・一目均衡表転換線)
下値1:155.000(大台)
下値2:154.928(1/29安値、50日移動平均線)
下値3:154.837(1/27~1/28の50%押し、ピボット1stサポート)
下値4:154.572(1/27~1/28の61.8%押し)
下値5:154.459(1/28安値、ピボット2ndサポート)
154.232(日足・一目均衡表先行スパン上限、1/27~1/28の76.4%押し)
154.084(-2σ)
153.993(ピボットローブレイクアウト、大台)
153.715(1/27安値、週足・一目均衡表転換線、12/3~1/10の50%押し水準)
153.334(12/18安値、日足・一目均衡表先行スパン下限)
《10:55》
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