“無風通過→円買い戻し”を想定しているが…!? - ドル円

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最新投稿日時:2025/01/24 11:45 - 「“無風通過→円買い戻し”を想定しているが…!? - ドル円」(武市佳史)

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“無風通過→円買い戻し”を想定しているが…!? - ドル円

著者:武市佳史
投稿:2025/01/24 11:45

◆ 「米利下げ要求」・・・? - “155円後半”に押し戻され・・・


世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)において、トランプ米大統領は『FRBに金利引き下げを求める』と発言しました。
『原油安が進めば・・・』との枕詞はついていますが、これを「利下げ要求」と捉えたマーケットは“ドル売り”で反応しました。
こうして東京タイム中盤には“156.752円”へと上昇していたドル円は、NYタイム終盤には“155.753円”へと押し下げられるに至っています。

もっとも「日銀会合」を翌日に控えていることもあり、“さらなる下値模索”に至ることはありませんでした。
“方向性定まらず”は変わることなく、その後は再び“156円台”へ落とし戻されているのが実状といえます。

◆ いよいよ大一番、臨機応変な対応を・・・ - 日銀会合


こうした中で注目されるのは、やはりその「日銀会合」と、そしてその後に行われる「植田日銀総裁会見」といえます。
ただ前者は“0.25%利上げ”がほぼ完全に織り込まれていますので、“据え置き”というサプライズが発生する可能性は低い…。
そうなるとポイントとなるのは、やはり後者ということに・・・?

“半年に1回”が現在のメインシナリオですので、ここから“逸脱しない”限りは“無風通過”となる可能性は否めません。
ただ「トランプ新政権の政策の行方」や「賃上げ動向」の不透明さを前面に押し出すようなことがあると、“ハト派寄り→円売り”が進行しないとも限らない・・・?
ただしすでにそれに備えてマーケットが動いていることを考えれば、「知ったら終い」となる可能性もゼロではないだけに・・・。

いずれにしても“結果次第”とならざるを得ないだけに、臨機応変な対応が求められる一日になりそうです。
個人的には“逸脱しない→無風通過→円買い戻し”といった展開を想定していますが・・・。

◆ ドル円 抵抗・支持ライン

※日銀会合が予定されていますので、さらに値幅を拡大しております。

158.872(1/10高値《年初来高値》)
158.195(1/14高値)
158.068(1/15高値、+1σ、大台)
157.905(1/10~1/21の76.4%戻し)
157.635(ピボットハイブレイクアウト)
157.307(1/10~1/21の61.8%戻し)
157.194(ピボット2ndレジスタンス)
上値5:157.005(20日移動平均線、大台)
上値4:156.823(1/10~1/21の50%戻し)
上値3:156.752(1/23高値)
上値2:156.655(日足・一目均衡表基準線、ピボット1stレジスタンス)
上値1:156.485(日足・一目均衡表転換線)
前営業日終値:156.055(-1σ、大台)
下値1:155.741(1/23安値、1/21~1/23の50%押し水準、ピボット1stサポート)
下値2:155.530(1/21~1/23の61.8%押し)
下値3:155.353(1/22安値)
下値4:155.241(1/21~1/23の76.4%押し)
下値5:155.111(-2σ、ピボット2ndサポート)
155.000(大台)
154.921(50日移動平均線)
154.774(1/21安値)
154.602(ピボットローブレイクアウト)
154.438(12/19安値)
154.176(週足・一目均衡表先行スパン上限)
154.000(大台)
153.845(日足・一目均衡表先行スパン上限)
153.764(12/3~1/10の50%押し、週足・一目均衡表転換線)
153.334(12/18安値)
153.168(12/17安値、日足・一目均衡表先行スパン下限)

《10:40》

武市佳史
株式会社マネーパートナーズ チーフアナリスト
配信元: 達人の予想

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