◆ “巻き戻し”が先行する中・・・ - “156円後半”へ上昇
「トランプ大統領就任式」というリスクイベントを無難にこなしたことで、昨日はその“巻き戻し”が先行しました。
米10年債利回り上昇につれて“ドル買い”が進行する中、“リスク通貨”も買われたことから、必然的に“円売り”が目立っています。
こうしてロンドン・フィキシングにかけて“円売り”が優勢になると、ドル円は“156.693円”まで上値を伸ばしました。
一方でドル買いポジションはすでに“高水準”に積み上がっているだけに、そこからさらに上値を伸ばすには至りませんでした。
“1/20高値(156.582円)”をわずかに上回ったものの、そこから“ストップロス”が絡むことはなく、本日に入るとやや“押し戻される”に至ってます。
◆ “ストップロス”が絡む可能性はゼロではないが・・・?
もちろん昨日付けた“156.693円”を上回る様なことがあると、日を跨いで“ストプロス”が絡む可能性はゼロではありません。
ただ明日に注目の「日銀会合」を控える中、その手前で“仕掛け的な動き”が入るかといわれれば…?
まだ明確にはされていないものの、いわゆる「トランプ関税」は“米インフレ高騰(高止まり)→米利下げ観測後退”を意識されやすく、“ドル買い”が促されやすいのは事実です。
ただ一部で懸念された“大きな混乱”は現時点で見られない中、「日銀追加利上げ」はほぼ確実視されているのが実状です。
もちろん“織り込み済”とも見られますが、「展望リポート」そしてその後に行われる「植田総裁・記者会見」で“次回利上げ”に向けた道筋が示されないとも限らないだけに・・・?
“ハト派寄り”が示されれば“円失望売り”が強まる可能性は否めませんが、それは実際に結果を見てからと考えたいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
158.068(1/15高値、+1σ、大台)
157.905(1/10~1/21の76.4%戻し)
157.534(ピボット2ndレジスタンス)
上値5:157.307(1/10~1/21の61.8%戻し)
上値4:157.110(20日移動平均線)
上値3:157.000(大台、ピボット1stレジスタンス)
上値2:156.823(1/10~1/21の50%戻し)
上値1:156.693(1/22高値)
前営業日終値:156.536(日足・一目均衡表転換線)
下値1:156.240(1/21~1/22の23.6%押し)
下値2:156.181(-1σ)
下値3:156.103(日足・一目均衡表基準線)
下値4:155.960(1/21~1/22の38.2%押し、大台)
下値5:155.734(1/21~1/22の50%押し、ピボット1stサポート)
155.507(1/21~1/22の61.8%押し)
155.353(1/22安値)
155.241(-2σ、1/21~1/22の76.4%押し)
155.000(大台)
《10:55》