MITHD、売上高・利益ともに過去最高を更新 7年連続で増収し売上高50億円を突破、営業利益は前期比2.3倍

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最新投稿日時:2025/01/23 08:00 - 「MITHD、売上高・利益ともに過去最高を更新 7年連続で増収し売上高50億円を突破、営業利益は前期比2.3倍」(ログミーファイナンス)

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MITHD、売上高・利益ともに過去最高を更新 7年連続で増収し売上高50億円を突破、営業利益は前期比2.3倍

投稿:2025/01/23 08:00

目次

増田典久氏:みなさま、こんにちは。MITホールディングス株式会社代表取締役社長の増田です。本日は、2024年11月期通期決算における補足説明を行います。よろしくお願いします。

第一部は2024年11月期の決算概要について、第二部は中期経営計画の振り返りと次期業績予想について、第三部は会社概要および中期経営計画の基本戦略についてご説明します。

2024年11月期トピックス

2024年11月期トピックスです。売上高・利益ともに過去最高を更新しました。売上高は7年連続の増収で、50億円を突破しています。営業利益は前期比2.3倍、当期純利益は前期比2.6倍と、非常に好調な状態で事業を続けており、業績としてもしっかりと表れています。

中期経営計画の目標指標として、連結配当性向30パーセント以上を掲げています。当期の期末配当金は、前回予想の1株当たり15円から4円増配し、1株当たり19円とする予定です。

昨年に引き続き、2024年4月にはベースアップに伴う賃上げを実施しました。グループ平均賃上げ率は4.9パーセントです。

連結子会社の株式会社システムイオと株式会社NetValueを合併しました。2024年12月1日付けで、システムインテグレーション事業会社を統合しています。

事業活動の統合による経営資源の集中と有効活用を図ることで、成長の加速と収益性の向上を目指します。

このような目論見のもと、東日本を中心に展開するシステムイオと、西日本を中心に展開するNetValueを合併し、日本全国を網羅するSI事業として、今後事業を進めていきます。

決算ハイライト

決算ハイライトです。売上高は52億4,000万円、売上総利益は11億7,500万円、営業利益は1億9,700万円、経常利益は1億8,700万円、当期利益は1億2,400万円です。

前年同期比についてはスライドのとおり、非常に伸び率の高い実績が残せたと考えています。

損益計算書の概況

損益計算書の概況です。売上高52億4,000万円の内訳は、システムインテグレーションサービスが前年同期比9.9パーセント増の45億5,000万円、DXソリューションサービスが前年同期比6.9パーセント増の6億9,000万円です。

営業利益についてはスライドのとおりです。その他、主要な項目についても、先ほどお伝えしたとおりです。

四半期別の業績推移

四半期別の業績推移です。当期四半期別の売上高は、前年同期比において15四半期連続で増収しています。通期では過去最高売上高を更新しています。

スライドの棒グラフは、過去3年分の売上高、売上総利益、営業利益について四半期ごとの数字を示したものです。2024年11月期は、黄緑の棒グラフです。売上高は、第4四半期で13億6,900万円となり、15四半期連続で増収しています。

売上総利益は、四半期でほぼ横ばいで推移しています。営業利益は、第4四半期において、第1・第2・第3四半期と比較して減少していますが、これは人材確保が主な理由です。また、社員への投資等が第4四半期に集中したことにより、四半期の数字としては、営業利益が若干減少している状態となります。

サービス別四半期売上高推移

サービス別四半期売上高推移です。サービス別の売上高でも、四半期および通期の過去最高売上高を更新しています。

当社は、システムインテグレーションサービスとDXソリューションサービスの2つのサービスで成り立っています。システムインテグレーションサービスの年間売上高は45億5,000万円で、四半期ごとに見ても順調に推移しています。これらは「公共」「エネルギー」「運輸物流」のニーズを背景に、主要顧客からの受注が堅調に拡大しました。

DXソリューションサービスの年間売上高は約6億9,000万円で、自社プロダクトである「Wisebook」および「DynaCAD」の高利益・高収益ビジネスへの選択と集中を強化しています。

ソリューション別四半期売上高推移

ソリューション別の四半期売上高の推移です。DXソリューションサービスには3つのソリューションがあります。

1つ目は、スライド左側のデジタルマーケティングソリューションです。年間売上高は2億1,764万円です。こちらは「Wisebook」のバージョンアップ案件をしっかりと受注できたことにより、売上高が拡大しました。

また、「TrendTap powered by Wisebook」「MA Tree」「Wisebook EdTech」「10ヶ国の多言語対応」など、「Wisebook」の新シリーズを順次リリースしています。

2つ目はスライド中央の図面DXソリューションです。自社プロダクト「DynaCADシリーズ」の販売保守および紙図面の電子化サービスを行っている事業ですが、こちらも順調に推移し、年間売上は約3億8,000万円となりました。

3つ目は右側のクラウドソリューションです。年間売上は9,191万円、マイナス19.4パーセントと前年比で縮小する結果となりました。

これは、自社プロダクトのソリューションの高収益ビジネスに選択と集中をした結果です。こちらは戦略的に進めてきた結果であり、特に事業が不調に推移しているということではありません。

営業利益の増減要因分析

営業利益の増減要因分析です。システムインテグレーションサービスとDXソリューションサービスの売上拡大に伴う増収効果が数字を伸ばし、大幅な増益を達成することができました。

その他、広告宣伝等営業投資の見直しや、前期に発生したM&A費用の減少などにより、当期の営業利益は1億9,733万円、営業利益率は3.8パーセントとなっています。

スライドの棒グラフの1番左は2023年11月期最終の数字です。営業利益は8,400万円、営業利益率は1.8パーセントでした。その後、システムインテグレーションサービスとDXソリューションサービスの両ソリューションの増収や、人件費等の人材投資(採用教育他)、営業投資(広告・販促)なども加わり、最終的にはスライド1番右側の数字、営業利益1億9,700万円、営業利益率3.8パーセントとなっています。前期比で見ると、営業利益は2.3倍の伸びを示しており、しっかりと実績が残せたと考えています。

貸借対照表の概況

貸借対照表の概況です。スライドに記載のとおり、売上の拡大により、流動資産、主に現金および預金が増加しています。当期純利益の計上により、自己資本比率が2.9ポイント改善し、27.2パーセントとなりました。

キャッシュ・フローの概況

キャッシュ・フローの概況です。減価償却費、のれん償却費を除く事業収益の拡大により、営業キャッシュ・フローが増加しています。

一方で、投資キャッシュ・フローは、自社プロダクトの開発投資による支出が増加しました。

スライド右側の棒グラフで示している2024年11月期の期首残高は7億6,400万円でしたが、 営業キャッシュ・フローのプラス3億5,500万円、投資キャッシュ・フローのマイナス7,100万円、財務キャッシュ・フローのマイナス6,300万円を合わせると、期末残高は9億8,500万円となっています。

中期経営計画2年目(2024年11月期)の振り返り

中期経営計画2年目の振り返りと次期業績予想についてご説明します。

まず、中期経営計画の2年目である2024年11月期の振り返りです。システムインテグレーションサービスの既存顧客からの受注が堅調に推移するとともに、新規顧客や大型案件の増加などにより、売上高は52億4,000万円、計画比で99.6パーセントとなっています。

営業利益については、計画段階では2億円、営業利益率3.8パーセントでしたが、実績でも1億9,700万円と、ほぼ計画通りとなりました。営業利益率は3.8パーセントと、ほぼイコールでした。当期純利益についても、中期経営計画に対してプラス2,500万円、125.9パーセントの大幅な伸びとなっています。

2025年11月期業績予想

2025年11月期の業績予想です。2025年11月期は中期経営計画の3年目に当たりますが、着実な成長を目指し、売上高57億円、営業利益2億8,500万円、営業利益率5パーセントを計画しています。

スライドには、2024年11月期の実績とあわせて、当期2025年11月期の計画値を示しています。増減率については、売上高はプラス8.8パーセント、営業利益はプラス44.4パーセント、営業利益率は5パーセントと、しっかりと残していこうと考えています。

配当方針

配当方針です。当社は、株主のみなさまに対する利益還元を経営の重要な政策の1つとして位置づけています。利益の配分については、もちろん業績の推移を見据えながらではありますが、将来の事業の発展と経営基盤の強化のための必要な内部留保は確保しつつ、安定的かつ継続的な配当を維持することを基本方針としています。

スライドの棒グラフでは過去からの配当金を示していますが、2024年11月期の期末配当金は、前回までの決算発表でご説明してきたとおり、1株当たり15円は確保し、中期経営計画では連結配当性向30パーセント以上を目標に掲げていますので、4円の増配を行い、1株当たり19円の配当を予定しています。

2025年11月期の予想は通常の連結配当性向30パーセントを当てはめると26円になりますが、2025年11月期において、当社グループが1990年1月11日に母体である株式会社システムイオを創立してから35周年を迎えます。これを記念する意味と株主のみなさまへの感謝を込め、1株当たり4円の記念配当を計画しています。したがって、2025年11月期の期末配当金は、1株当たり30円となる予定です。

MITホールディングス株式会社 会社概要

当社のグループ会社をご紹介していきます。MITホールディングス株式会社については、特に大きな変更はありません。

2024年11月末の従業員数は連結で398名でした。

MITホールディングスグループ概要

グループの概要です。1990年1月にシステムイオを設立してから当年で35周年を迎えます。東証スタンダード市場に上場したのは、2020年11月です。グループ事業拠点数は6拠点です。拠点は千葉・東京・大阪・福岡・名古屋・秋田に設けています。

MITホールディングス グループ会社概要

MITホールディングスグループ各社の概要です。MITホールディングス株式会社の本社は千葉にあります。代表は私が務めています。

株式会社システムイオは千葉と東京の両方に本社を設け、システムインテグレーションサービスを行っています。昨年度の売上高実績は40億4,100万円です。これは先ほどお話ししたシステムイオとNetValueの合併に伴い、両社を含んでの数字になります。存続会社はシステムイオです。

株式会社エーピーエスも東京を本社とし、システムインテグレーションサービスを行っています。昨年度の売上高実績は5億3,800万円となっています。

株式会社ビーガルは千葉が本社で、東京・大阪・秋田・九州に営業所を置きDXソリューションサービスを行っています。自社プロダクトである「Wisebook」「DynaCAD」を中心に事業を行っています。昨年度の売上高実績は5億900万円でした。

株式会社ネットウインクスも本社は千葉にあります。こちらは「DynaCAD」とその他CADソフトも利用しながら仮設設計図面を制作しています。

これはマンションやビルなどの建物の足場工事設計が中心のソリューションです。昨年度の売上高実績は1億8,900万円でした。

中期経営計画の基本戦略 (売上計画)

中期経営計画の基本戦略をお話しします。スライドで示しているのは売上計画です。着実で安定的な成長が見込まれるシステムインテグレーションサービスが当社の経営基盤になっています。現在、売上高の約86パーセントを占めます。

一方、DXソリューションサービスは今後、伸ばそうとしている分野ですが、2025年11月期における売上比率は14パーセントです。これを2030年11月期までに30パーセント以上に引き上げます。DXソリューションサービスについては、自社プロダクトを中心に展開している高収益ビジネスに事業領域を広げていく方針です。

あくまでもシステムインテグレーションサービスをしっかりと堅実に伸ばしつつ、そこで得た原資をDXソリューションサービスに投資していくことで、しっかりと両ビジネスを伸ばしていきます。

そして2030年11月期には売上高を100億円とし、売上比率は、システムインテグレーションサービスを70パーセント未満に引き下げ、DXソリューションサービスを30パーセント以上に引き上げることで、高収益ビジネスへの変換を計画しています。

2025年11月期はDXソリューションサービスの売上比率が20パーセントに達していませんが、期中でしっかりと伸ばす計画を立てています。この先の2026年11月期、2027年11月期に向けても、しっかり伸ばしていけると確信しています。

以上をもちまして、2024年11月期決算の補足説明とします。

増田氏からのご挨拶

2024年11月期においては、中期経営計画とほぼイコールの結果が残せました。これも株主のみなさまの支えのおかげです。従業員にもしっかりとがんばっていただきました。また、ご協力くださったすべてのパートナーのみなさまも含め、ご支援いただきましたことを、この場をお借りして感謝申し上げます。

現在進行中の2025年11月期は、中期経営計画の3年目に当たる最終年度となっています。計画どおり進行させるとともに、その先の2030年11月期に向け高収益ビジネスを事業としてしっかりと確立させていける会社を育成していきたいと考えていますので、今後とも、相変わらぬご支援のほどよろしくお願いします。本日はありがとうございました。

配信元: ログミーファイナンス

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