◆ “下へ上へ”の乱高下 - トランプ大統領関連
就任初日の「関税導入見送り」を背景に、昨日は“24/12/19以来水準(安値は154.774円)”へと値を落とす場面からスタートしました。
一方で「カナダ・メキシコへの25%関税検討発言」がその後に伝わったことで、“156円台(高値は156.044円)”へと反発する場面も見られています。
値幅としては“24/11/29以来最大(1.456円)”を記録するなど、“下へ上への乱高下”を見せています。
一方で“揺れ動き”はしても、“さらなる下値模索orさらなる上値模索”に発展するには至っておりません。
基本的に“方向感定まらず”は変わっておらず、結局は“155円半ば”で昨日の取引を終えています。
◆ 次は「日銀1月利上げの有無」に移行するとは見るが・・・?
「トランプ大統領就任式」を“大過なく”終えたことで、次なるは「日銀1月利上げの行方」にテーマが移行すると見るのが自然です。
ただ“織り込み済(短期金融市場の確率は90%弱)”の印象がすでに漂っているだけに、それで“円買い”がどこまで進むかは微妙なところ…?
そうなると「トランプ発言」で“右往左往”すると見られるものの、その際は“揺れ動き”はしても“一方向の動意”というのは…?
“ドル買い”が溜まっている以上、短期筋が仕掛けるとすれば“下方向”と見ています。
このため“リスクは下方向”との見方は変わっていませんが、もうしばらくは“方向感定まらず”が続くと見ておくべきかもしれません。
“上値の重さ”を意識しながら…。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
157.307(1/10~1/21の61.8%戻し)
157.106(20日移動平均線)
157.000(大台、ピボット2ndレジスタンス)
156.823(1/10~1/21の50%戻し、日足・一目均衡表転換線)
156.582(1/20高値)
156.339(1/10~1/21の38.2%戻し)
上値5:156.230(1/21高値、ピボット1stレジスタンス)
上値4:156.117(-1σ)
上値3:156.020(日足・一目均衡表基準線、大台)
上値2:155.858(1/21NYタイム高値後の76.4%戻し)
上値1:155.742(1/21NYタイム高値後の61.8%戻し)
前営業日終値:155.511
下値1:155.254(1/21安値後の押し目、1/21安値後の61.8%押し水準)
下値2:155.143(-2σ)
下値3:155.000(大台、1/21安値後の76.4%押し)
下値4:154.892(50日移動平均線)
下値5:154.774(1/21安値、ピボット1stサポート)
154.438(12/19安値)
154.176(週足・一目均衡表先行スパン上限)
154.000(大台、ピボット2ndサポート)
153.764(12/3~1/10の50%押し、週足・一目均衡表転換線)
《10:30》