いつ「日銀利上げ実施→円買い」が浮上してもおかしくない…!? - ドル円

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最新投稿日時:2025/01/21 11:11 - 「いつ「日銀利上げ実施→円買い」が浮上してもおかしくない…!? - ドル円」(武市佳史)

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いつ「日銀利上げ実施→円買い」が浮上してもおかしくない…!? - ドル円

著者:武市佳史
投稿:2025/01/21 11:11

◆ 初日の「関税導入」は見送られ… - トランプ大統領就任式


注目の「トランプ大統領就任式」は、恙なく終わりました。
ただ就任初日の「関税導入」が見送られたこともあり、その後は幅広い通貨に対して“ドル売り”が進行しています。
この影響にてドルは対ユーロ・対ポンドでの下落幅が“2023年11月14日以来最高”を記録する中、ドル円は再び“155円半ば”へと値を落とし、本日に入って“155円割れ(安値は154.907円)”を示現するに至っています。
もっともその後は“156.287円”へと噴き上げる場面を見せるなど、まだ“方向感定まらず”といわざるを得ないのが実状といえます。

◆ このため“方向感定まらず”は続くと見られるが・・・?


 『メキシコ・カナダに25%関税を検討』
 『2月1日実施予定』

前記噴き上げの要因はこの「トランプ発言」だったように、決して「関税見送り」は恒久的なものではありません。
このため“米インフレ上昇→米利下げ観測後退→ドル買い”という場面も、今後も時折見られる可能性は残ります。
ただ予想されたほど“強硬ではない”というのも事実であるだけに、すでにマーケットは“織り込み済”と考えるのが妥当なところ…?
そうなると「噂で買って、事実で売る」というセオリー通りの動きになっても、何ら不思議ではないことに・・・?

◆ 次なるポイントは「日銀追加利上げの有無」…!?


次なるポイントとなるのは、「日銀追加利上げの有無」と見られます。
そしてその条件の一つとなっているのが、「トランプ政権誕生後のマーケットの混乱具合い」です。
“揺れ動き”はしているものの、現時点で“大混乱”には至っていないことを踏まえれば、いつ「日銀利上げ実施→円買い」との思惑が浮上してもおかしくないところ…?

“方向感定まらず”はまだ続くと見られますが、やはり“上値の重さ”を意識しつつ、“リスクは下方向”との認識はしっかりと持っておきたいところです。

◆ ドル円 抵抗・支持ライン

※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。

157.380(1/10~1/17の61.8%戻し)
157.195(20日移動平均線)
上値5:157.000(大台、ピボット2ndレジスタンス)
上値4:156.919(1/10~1/17の50%戻し、日足・一目均衡表転換線)
上値3:156.582(1/20高値)
上値2:156.296(-1σ、ピボット1stレジスタンス)
上値1:156.020(日足・一目均衡表基準線、大台)
前営業日終値:155.592
下値1:155.411(1/20安値、-2σ)
下値2:155.347(1/17~1/20の76.4%押し)
下値3:155.141(ピボット1stサポート)
下値4:154.965(1/17安値、12/3~1/10の38.2%押し、大台)
下値5:154.879(50日移動平均線)
154.691(ピボット2ndサポート)
154.438(12/19安値)
154.176(週足・一目均衡表先行スパン上限)

《10:50》

武市佳史
株式会社マネーパートナーズ チーフアナリスト
配信元: 達人の予想

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