両社の技術と知見を融合し日本の製造業を広く支える
株式会社C&G システムズ(本社:福岡県北九州市、代表取締役会長:山口 修司)と株式会社NTTデータエンジニアリングシステムズ(本社:東京都大田区、代表取締役社長:東 和久)は、日本のモノづくりを牽引する製造業DXインテグレーター企業として一層の事業拡大を図るため、2025年1月17日、連携強化の契約を締結しました。今後、両社は共同で金型CAD/CAM市場シェアNo.1を目指すとともに、これまで個社で持っていた技術と知見をさらに融合することで、未来の日本の製造業をより広く支えていきます。
【背景】
日本の製造業は、総売上高約400兆円のうち、海外現地法人の売上高が約40%を占めており、今や完成品輸出型の製造業から、部材を中心とした輸出型あるいは完成品の適地生産型の製造業へと進化しつつあります。この進化には、業務の標準化、デジタル化、スマートマニュファクチャリングの推進、及び現場データの活用が不可欠であり、それに伴って、製品価値向上のためのQCD(品質、コスト、納期)の改善や、事業機会の拡大を促進するDX(デジタルトランスフォーメーション)の展開などを支える先進技術が一段と重視されてきています。
また、国内の金型の数量(組数)は2011年をピークに減少し続けていますが、日本の金型製造企業が取り扱う金型が複雑化かつ高度化し、一型当たりの価格が上昇していることから、生産額はむしろ増加傾向にあります。金型製造企業は、さらなる付加価値向上のために「大型(一体化)」「精密」「新素材」といった高難度の金型づくりに取り組んでいますが、その開発投資の過程においては、製造DX技術による自動化などの生産性向上策が重要な鍵になっています。こうした中、製造業企業とともに経営課題に取り組み、先進的なデジタル技術を用いて迅速に幅広い価値を提供できる、一定規模を持つ製造業DXインテグレーターの誕生が、多くの製造業企業から強く期待されてきました。
これらを背景に、日本の製造業を半世紀にわたり支えてきた両社は、2001年に中小製造業のモノづくり力の強化と国内3次元CAD/CAM の発展を目指した経済産業省主導の「デジタルマイスタープロジェクト」(略称:シーマイスター)の理念もふまえ、豊富な経験と実績を持つ国内CAD/CAMメーカーとして、たゆまぬ技術革新を事業方針の中核に据え、製造業DXインテグレーターとしての重要な一歩を踏み出すことになりました。
【活動概要】
- 技術革新の中核となるCAD/CAM/CAEソフトウェアの自動化推進のための要素開発(AI開発を含む)に共同で取り組みます。
- 両社の技術を融合し、金型加工から金属加工への展開をコア事業として位置づけます。
- 型設計時の解析システムとの連携による試作頻度の減少、製造ノウハウのクラウド蓄積による技術の属人化解消、AI活用による型設計から製造までの工程自動化、などを実現する各機能を共同で開発します。
- 各製造設備から収集した実績データの分析結果をもとに、生産管理システムを軸にFAを総合的に支援する「クラウド型スマートファクトリーサービス」を提供し、お客様の製造設備能力を高め、生産性の向上に寄与します。
- 両社が持つ知見と先端技術を結集した次世代情報インフラ構築に取り組み、デジタルツインの適用拡大と自動化を目指します。
- 国内事業で培ったノウハウを東アジア、ASEAN地域にいち早く浸透させ、欧米市場も見据えたグローバル展開に取り組みます。
【連携体制の構築】
株式会社C&G システムズは、2025年4 月1 日にCAD/CAM事業を分離独立させた後、「株式会社CGSホールディングス」として持株会社へ移行し、その傘下にグループ事業管理会社「株式会社CGS」、及びCAD/CAM事業を行う事業会社「株式会社C&Gシステムズ」の3社体制(CGSグループ)に再編します。
また、株式会社NTTデータエンジニアリングシステムズは、製造ソリューション事業とクラウド事業を「株式会社NDES」として独立させたのち、2025年10月1日に株式会社CGSへ株式の51%を譲渡します。
【事業目標】
- 組織再編と連携体制構築による国内金型CAD/CAM 業界のトップシェアの優位性を活かし、生産管理システム事業の強化とシナジー戦略の推進により、2028 年までにCGSグループ全体で売上高70億円を目指します。
- CAD/CAM 事業を中軸に、新規デジタル関連事業を積極的に開拓、展開する成長戦略のもと、CGS グループの事業拡大を図り、2030 年までにCGSグループ全体で売上高100億円を目指します。
株式会社C&Gシステムズについて2007年にコンピュータエンジニアリング社(1978年設立)とグラフィックプロダクツ社(1981年設立)が経営統合し、その後、2010年に合併して発足した純国産のCAD/CAMおよび生産管理ソリューションメーカーです。
株式会社NTTデータエンジニアリングシステムズについて1977年に日立造船株式会社の情報システム部門を分離して設立し、2006年に株式会社NTTデータの完全子会社となりました。設立以来、製造業のCAD/CAM、PLM及びERP分野を中心にソフトウェア販売、システムインテグレーション、各種サポートサービス等のITソリューション事業を展開しています。
株式会社C&G システムズ(本社:福岡県北九州市、代表取締役会長:山口 修司)と株式会社NTTデータエンジニアリングシステムズ(本社:東京都大田区、代表取締役社長:東 和久)は、日本のモノづくりを牽引する製造業DXインテグレーター企業として一層の事業拡大を図るため、2025年1月17日、連携強化の契約を締結しました。今後、両社は共同で金型CAD/CAM市場シェアNo.1を目指すとともに、これまで個社で持っていた技術と知見をさらに融合することで、未来の日本の製造業をより広く支えていきます。
【背景】
日本の製造業は、総売上高約400兆円のうち、海外現地法人の売上高が約40%を占めており、今や完成品輸出型の製造業から、部材を中心とした輸出型あるいは完成品の適地生産型の製造業へと進化しつつあります。この進化には、業務の標準化、デジタル化、スマートマニュファクチャリングの推進、及び現場データの活用が不可欠であり、それに伴って、製品価値向上のためのQCD(品質、コスト、納期)の改善や、事業機会の拡大を促進するDX(デジタルトランスフォーメーション)の展開などを支える先進技術が一段と重視されてきています。
また、国内の金型の数量(組数)は2011年をピークに減少し続けていますが、日本の金型製造企業が取り扱う金型が複雑化かつ高度化し、一型当たりの価格が上昇していることから、生産額はむしろ増加傾向にあります。金型製造企業は、さらなる付加価値向上のために「大型(一体化)」「精密」「新素材」といった高難度の金型づくりに取り組んでいますが、その開発投資の過程においては、製造DX技術による自動化などの生産性向上策が重要な鍵になっています。こうした中、製造業企業とともに経営課題に取り組み、先進的なデジタル技術を用いて迅速に幅広い価値を提供できる、一定規模を持つ製造業DXインテグレーターの誕生が、多くの製造業企業から強く期待されてきました。
これらを背景に、日本の製造業を半世紀にわたり支えてきた両社は、2001年に中小製造業のモノづくり力の強化と国内3次元CAD/CAM の発展を目指した経済産業省主導の「デジタルマイスタープロジェクト」(略称:シーマイスター)の理念もふまえ、豊富な経験と実績を持つ国内CAD/CAMメーカーとして、たゆまぬ技術革新を事業方針の中核に据え、製造業DXインテグレーターとしての重要な一歩を踏み出すことになりました。
【活動概要】
- 技術革新の中核となるCAD/CAM/CAEソフトウェアの自動化推進のための要素開発(AI開発を含む)に共同で取り組みます。
- 両社の技術を融合し、金型加工から金属加工への展開をコア事業として位置づけます。
- 型設計時の解析システムとの連携による試作頻度の減少、製造ノウハウのクラウド蓄積による技術の属人化解消、AI活用による型設計から製造までの工程自動化、などを実現する各機能を共同で開発します。
- 各製造設備から収集した実績データの分析結果をもとに、生産管理システムを軸にFAを総合的に支援する「クラウド型スマートファクトリーサービス」を提供し、お客様の製造設備能力を高め、生産性の向上に寄与します。
- 両社が持つ知見と先端技術を結集した次世代情報インフラ構築に取り組み、デジタルツインの適用拡大と自動化を目指します。
- 国内事業で培ったノウハウを東アジア、ASEAN地域にいち早く浸透させ、欧米市場も見据えたグローバル展開に取り組みます。
【連携体制の構築】
株式会社C&G システムズは、2025年4 月1 日にCAD/CAM事業を分離独立させた後、「株式会社CGSホールディングス」として持株会社へ移行し、その傘下にグループ事業管理会社「株式会社CGS」、及びCAD/CAM事業を行う事業会社「株式会社C&Gシステムズ」の3社体制(CGSグループ)に再編します。
また、株式会社NTTデータエンジニアリングシステムズは、製造ソリューション事業とクラウド事業を「株式会社NDES」として独立させたのち、2025年10月1日に株式会社CGSへ株式の51%を譲渡します。
【事業目標】
- 組織再編と連携体制構築による国内金型CAD/CAM 業界のトップシェアの優位性を活かし、生産管理システム事業の強化とシナジー戦略の推進により、2028 年までにCGSグループ全体で売上高70億円を目指します。
- CAD/CAM 事業を中軸に、新規デジタル関連事業を積極的に開拓、展開する成長戦略のもと、CGS グループの事業拡大を図り、2030 年までにCGSグループ全体で売上高100億円を目指します。
株式会社C&Gシステムズについて2007年にコンピュータエンジニアリング社(1978年設立)とグラフィックプロダクツ社(1981年設立)が経営統合し、その後、2010年に合併して発足した純国産のCAD/CAMおよび生産管理ソリューションメーカーです。
株式会社NTTデータエンジニアリングシステムズについて1977年に日立造船株式会社の情報システム部門を分離して設立し、2006年に株式会社NTTデータの完全子会社となりました。設立以来、製造業のCAD/CAM、PLM及びERP分野を中心にソフトウェア販売、システムインテグレーション、各種サポートサービス等のITソリューション事業を展開しています。
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